鎌田真衣さん(人・社福3年)が、7月14日(金)~25日(火)にブラジルで開催された第6回世界デフバドミントン選手権に日本代表として出場し、見事、混合団体戦で銀メダル(準優勝)、女子ダブルスで銅メダル(3位)を獲得しました。
鎌田さんは、14日(金)~17日(月)に行われた混合団体戦で、予選リーグの2試合目(混合ダブルスの部)に出場。試合には敗戦したものの、残る試合でチームが連勝し、日本は予選リーグ1位通過で決勝トーナメントに進みます。迎えた決勝トーナメントの準々決勝で、鎌田さんは初戦と同じく混合ダブルスの部に出場。結果、初戦での悔しさを晴らし、見事、勝利を収めます。チームの勢いは止まらず、決勝に進出し、銀メダル(準優勝)を獲得しました。
また、21日(金)~24日(月)に行われた女子ダブルスに出場した鎌田さんは、予選リーグ2戦ともに勝利し、ストレート勝ちで決勝トーナメントへ進出。続く準々決勝も難なく突破し、準決勝に進出するものの、強豪マレーシアに敗れましたが、見事、銅メダルを獲得(3位)しました。
以下、世界大会を終えた鎌田さんのコメントを紹介します。
〇世界大会を終えて、今の率直な気持ちを教えてください
まずは、無事に帰国できて安心しています。現地では、心身ともに緊張状態が続いていたので、あっという間に世界大会が終わった印象です。
〇世界大会での試合を振り返ってみていかがでしたか?
特に、試合中に会場の外から入ってくる「風」への対応が大変でした。まるで屋外でプレーをしているような感覚になるほどの風が会場で吹いていて、シャトルのコントロールに苦戦しました。また、女子ダブルスの試合では、練習以上の試合運びができ、これまでペアと練習してきた成果が結果に結びついてうれしかったです。
〇世界大会出場前と出場後でご自身の気持ちの変化や収穫はありましたか?
日本代表として世界の舞台で戦う覚悟と責任を改めて感じる機会となりました。また、世界レベルの選手たちからバドミントンに対する高い意識や取り組む姿勢を学ぶことができたこと、海外の選手やスタッフとコミュニケーションをとる中で、国際手話やASL(アメリカ手話)を学ぶことができたことは大きな収穫です。
〇見事、世界大会で2つのメダルを獲得しましたが、ご自身ではどのように受け止めていますか?
今大会でメダルを獲得できたことは、正直、自分でも驚いています。世界のトッププレーヤーと比較すると、まだまだ力不足ですし課題も山積みだと感じています。
〇今後の目標や頑張りたいことについて教えてください
残りわずかとなった学生生活で、社会福祉学科での学びやバドミントンはもちろん、チャレンジ精神を持ってさまざまなことに挑戦したいです。また、目標として2025年に東京で開催予定のデフリンピックで、メダルを獲得することと、今回の世界大会で叶わなかった「決勝戦でプレーをする」ことができるようにこれからも練習に励みます!
☆鎌田 真衣(かまた まい)
小学6年生よりバドミントンを始め、中学3年生の時にデフバドミントンに出合う。現在、西南学院大学バドミントン部に所属し、デフバトミントン日本代表として代表合宿への参加や国際大会へ出場している。2022年9月に開催されたアジア太平洋デフバドミントン選手権大会で混合ダブルス2位。
▼本件に関する問い合わせ先
西南学院 総合企画部 広報・校友課
住所:福岡市早良区西新6-2-92
TEL:092-823-3248
FAX:092-823-3249
メール:koho@seinan-gu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/