通勤時、女性の5人に4人が “眼のシミ”の危険性にさらされている!?
化粧品購入時は8割がUVカットを重視、コンタクトレンズではわずか3割…
目の健康を考えた使い捨てコンタクトレンズを提供するジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー(本社:東京都千代田区、代表取締役プレジデント:デイビッド・R・スミス)は、紫外線対策の意識が高まるシーズンを前に、2014年3月、使い捨てコンタクトレンズを使用している全国の20~59歳男女800名を対象に、「紫外線対策の意識・実態調査」を実施しました。
今回の調査結果によると、何らかの紫外線対策をしている人は全体の5割以上(55.6%)となっており、男女別では、男性で紫外線対策をしている人が3割程度(31.1%)なのに対し、女性では8割(80.2%)と、女性の対策意識の高さが伺える結果となりました。ただし、眼の紫外線対策を行っている人は少なく、紫外線対策をしている女性のなかでも、眼を意識して対策している人はわずか3割強(35.2%)でした。
■ “顔” 隠して“眼”隠さず!? 眼の紫外線対策意識の低さが浮き彫りに。
紫外線対策をいつ行っているか聞いたところ、「一年中」と「季節によって」をあわせて5割以上(55.6%)の人が「実践している」と答えました。男女別にみると、男性で紫外線対策を実践している人が、あわせて3割程度(31.1%)だったのに対し、女性では8割(80.2%)と、女性の実践度が男性を実に49.1ポイント上回りました。そこで、意識して対策しているパーツを聞いたところ、「顔」はほとんどの女性(98.8%)が意識している一方で、「眼」を挙げる人は3割強(35.2%)に留まりました。紫外線対策意識が高い女性でも、眼の対策意識は、まだまだ不十分といえそうです。
■ 通勤時の「日焼け止め」「日傘」は今や常識!? 一方で、眼への対策は不十分
生活シーン別に紫外線対策の実践度を聞いたところ、徒歩での通勤・通学時には5割以上(54.9%)が「いつもしている」と回答。
男女別にみると、やはり女性の実践度が高く、「いつもしている」(59.8%)と「たまにしている」(27.0%)をあわせて9割近く(86.8%)が何らかの紫外線対策をしていることが分かりました。ただし、「眼」を意識して対策している人は、2割程度(18.2%)と、「顔」(93.2%)や「腕」(58.3%)、「首」(54.5%)などに比べて意識が低いことが明らかになっています。
通勤・通学時に紫外線対策として活用しているアイテムを聞いたところ、女性の9割近く(89.4%)が「日焼け止め」を、6割以上(62.1%)が「日傘」を挙げる一方で、「UVカットコンタクトレンズ」や「サングラス」を挙げる人はごくわずかでした。女性の間で、“肌”の紫外線対策が常識となりつつあるなか、“眼”の紫外線対策はなおざりにされているのが現状といえそうです。
■ 化粧品購入時、女性の8割近くがUVカットを重視。でも、コンタクトレンズは・・・。
「衣服」「化粧品」「眼鏡」「コンタクトレンズ」「車(フロントガラス)」のそれぞれについて、UVカットを気にするか聞いたところ、「化粧品」を選ぶ際は8割近く(78.0%)の女性がUVカットの有無を意識しているのに対し、「コンタクトレンズ」のUVカットを気にしている人は3割程度(31.0%)に留まっています。
紫外線が引き起こす症状についての認知度を聞いたところ、「日焼け」「しみ・そばかす」「皮膚がん」「髪がいたむ」などの症状は多くの人に認知されているのに対し、眼に関する症状はあまり認知されていないという結果に。女性でも、白目にシミができる「瞼裂斑(けんれつはん)」について「知っている」という人は1割未満(6.0%)でした。肌のシミを防ぐことにはぬかりなくても、眼のシミに対しては無防備な女性の意識が伺える結果といえるでしょう。
■ 毎日使うコンタクトレンズ、UVカットについては6割近くが無自覚。
UVカットコンタクトレンズの存在を知っているか聞いたところ、3割近く(28.6%)から「聞いたことがない・知らない」との声が。さらに、自分が使っている製品を選んでもらい、その製品がUVカットかを聞いたところ、正しく認識している人は4割程度(41.5%)、6割近く(58.5%)が誤認しているか、意識したことがないという結果になりました。紫外線は毎日浴びるもの、コンタクトレンズも毎日使うものですが、そのUVカットについては無自覚な人が多いことからも、眼の紫外線対策への意識がまだまだ不十分であることが伺えます。
肌同様、眼も紫外線対策が必要 ~金沢医科大学 眼科学講座 教授 佐々木洋先生~
以上の結果について、眼と紫外線に関する研究の権威である金沢医科大学 眼科学講座 教授 佐々木洋先生は、以下のようにコメントしています。
「調査結果からも分かるように、肌と比べて眼の紫外線対策意識は低く、紫外線がもたらす眼への影響に対して無防備な方が多いようです。白目の一部がシミのように黄色く濁って盛り上がる“瞼裂斑(けんれつはん)”をはじめ、眼疾患の多くは、紫外線を浴び続けることが大きな要因の一つと考えられます。
肌に対する紫外線対策は、主に昼と夏に注意する必要がありますが、眼においては、朝や夕方も注意が必要であり、年間を通じて対策が必要なことが明らかになっています。なぜなら、太陽高度が高い場合は、前頭部のかげになって眼部には太陽から直接UVが届かないのに対し、太陽高度が低い場合、天空の散乱光と地表からの反射光に加え、太陽からの直接UVが合わさって眼部に侵入するからです。
また、メガネやサングラス単独の場合、「コロネオ現象※」によって、レンズと顔の隙間から入り込んだ紫外線が眼に吸収されてしまい、結果的に正面からの紫外線よりも強いダメージを与える可能性があります。また、レンズの色が濃いタイプの場合、視界が暗くなることで瞳孔が開き、結果として眼内に紫外線が入りやすくなる可能性があるので注意が必要です。
紫外線眼部被ばくの蓄積により眼の健康を損なわないために、メガネ(もしくはサングラス)、UVカットコンタクトレンズ、帽子の3点を併用し、時間帯や季節を問わず紫外線対策をすることが重要だといえます。」
※コロネオ現象とは
眼の側面(耳側)から入り込んだ紫外線が、角膜周辺部で屈折したあと、眼の鼻側に集中することを「コロネオ現象」と言います。結果的に正面からの紫外線よりも強いダメージを与えます。メガネやサングラスの他に、UVカットコンタクトレンズを補足的に使うことによって、隙間から入る紫外線が眼に吸収される前にブロックできます。
【調査概要】
調査主体: ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー
調査期間: 2014年3月22日(土)・23日(日)
調査方法: インターネット調査
調査対象: 週に4~5日以上使い捨てコンタクトレンズを使用している全国の20~59歳男女 計800名
◇ アキュビュー(R)シリーズは全製品UVカット
アキュビュー(R)シリーズの全製品にはUVカットが採用されています。アキュビュー(R)シリーズは、1998年より、全製品にベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を配合しており、紫外線B波を97%以上、紫外線A波を81%以上カットします※。
※ Johnson&Johnson VISION CARE,INC.データより。
UV吸収剤を配合したコンタクトレンズは、UV吸収サングラスなどの代わりにはなりません。
◎ コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず事前に眼科医にご相談の上、検査・処方を受けてお求めください。
◎ ご使用の前に必ず添付文書をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
<ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーについて>
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーは、1991年に世界初の使い捨てコンタクトレンズアキュビュー(R)を日本に導入して以来、常に使い捨てコンタクトレンズ市場をリードし続けてきました。現在、様々なユーザーのニーズにお応えするため、12種類のタイプの異なる使い捨てコンタクトレンズをラインアップしています。
「アキュビュー」はジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社の登録商標です。
※この情報は発表時点での情報です。
- 本件に関するお問合わせ先
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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー
101-0065:東京都千代田区西神田3丁目5番2号