持続可能なソリューションの導入により、アウトドアを中心とした事業と自然環境の保全を両立
水、衛生、感染予防のソリューションとサービスを提供する世界的サステナビリティリーダーのエコラボは、「2022年度コーポレート・サステナビリティ・レポート」を発表しました。本レポートでは、人々と地球そしてビジネスの健全性を守るためのエコラボのコミットメントを示すとともに、「100%ポジティブな未来を築く」というビジョンに基づく2030年のインパクト目標に向けた進捗を共有しています。
当社がお客さまと共に生み出した測定可能なプラスの効果は、エコラボのeROI
※成果として可視化しています。2022年、当社とお客さまとのパートナーシップを通じて達成した主な成果は以下の通りです。
- 7億5,800万人の飲料水需要に相当する2,190億ガロンの水を節約
- 14億人に安全な食品を提供
- 570億人の手を清潔にする
- 360万トンの温室効果ガス排出量を削減
お客さまとの取り組みによる成果に加え、エコラボの事業活動においても水資源への影響の改善、二酸化炭素排出量の削減、DE&I(多様性・公平性・受容性)へのコミットメント、安全と配慮の企業文化醸成を継続しています。
※eROI:指数関数的投資利益率
eROIとは、エコラボのソリューションとサービスを通じてお客さまにもたらされたベネフィットと総価値を測定して数値化するエコラボ独自のプロセスです。生産性やパフォーマンスの向上、オペレーションコストの削減・効率化、そしてサステナビリティの観点から、企業責任の目標を達成し、世界にポジティブな影響を与える重要な成果をお客さまの投資利益として数値化します。eROIはお客さまの企業目標に対する推進状況の把握をサポートするだけでなく、エコラボのアプローチを可視化して実証する手段でもあります。
https://ja-jp.ecolab.com/expertise-and-innovation/exponential-value-eroi
顕著な成果を挙げたエコラボとお客さまとの取り組みの中から、今回は山岳リゾート運営会社であるVail Resorts社への支援事例をご紹介します。
<ケーススタディ>世界有数の山岳リゾート企業Vail Resorts社のネットゼロ目標達成に向けて連携
4カ国・15州にまたがる41カ所のリゾートを経営するVail Resorts社は世界有数の山岳リゾート運営会社で、旅行中心の小売業およびホスピタリティ事業も展開しています。同社では企業責任のプラットフォームであるEpicPromiseを推進しており、これには2030年までに運営フットプリントのネットゼロ化を目指すというコミットメントが含まれています。
同社の気候変動に関する目標は、森林や生育環境の健全性と回復力を向上するとともに、温室効果ガスの排出量ネットゼロ、そして埋め立て廃棄物ゼロを達成することに重点を置いています。EpicPromiseは、アウトドアへの情熱を刺激し、自然環境の保全し、明るい持続可能な未来のために地域社会を支援するという同社の献身的な姿勢をしっかりと体現しています。
Vail Resorts社は、客室から厨房、ランドリーサービスに至るまで、事業全体でできる限り持続可能なソリューションを使用することを目指しており、エコラボと協力してゲストが楽しめる清潔で安全な空間を提供しながら、環境にプラスの影響をもたらすよう努めています。
洗浄時間と水の使用量の削減、水温の低減に役立つアクアノミック ランドリーやSMARTPOWER食器洗浄プログラムなどのエコラボのソリューションは、Vail Resorts社の施設全体に導入され、エネルギー効率の向上や温室効果排出量の削減に貢献しています。これらのプログラムは、2030年までに温室効果ガスの排出量ネットゼロを達成するというVail Resorts社の目標達成を支援するだけでなく、同社の高いゲスト水準を維持するという結果にもつながっています。
さらに、エコラボのオアシスプロ ハウスキーピングプログラムは、Vail Resorts社が目標に掲げる、2030年までに埋め立て廃棄物ゼロの達成を支援するために活用されています。濃縮液であるオアシスプロ製品は、従来製品の包装と比較してプラスチック包装廃棄物を最大80%削減すると同時に、扱いやすいデザインで従業員の安全性向上を実現しています。
エコラボとVail Resorts社は、事業が環境に与える影響を最小限に抑えるために提携し、ゲストや地域社会、そして地球環境への負荷軽減を実践するVail Resorts社のEpicPromiseを推進しています。
Vail Resorts社の年間節約額(eROI)
- 520万ガロン(19,700立方メートル)の節水
- 41億BTUのエネルギーを節約
- 225トンの温室効果ガスを削減
- 31,000ポンドの包装廃棄物を削減
- 13,000時間の労働時間を削減し生産性を向上
- 73,000ドルのメンテナンスコストを削減
- 自動ディスペンサーシステム導入で従業員の曝露リスクを削減
- 上記の取り組みにより265,000ドルに相当する総価値を実現
エコラボ「2022年度サステナビリティ進捗レポート」(英語)
https://www.ecolab.com/csr
エコラボ「2030年のインパクト目標」(日本語)
https://ja-jp.ecolab.com/corporate-responsibility/2030-impact-goals
エコラボについて
エコラボは、水、衛生、感染予防のソリューションとサービスを提供する世界的サステナビリティリーダーです。数百万に及ぶお客さまの信頼されるパートナーとして、人々と大切な資源を守ります。1世紀にわたるイノベーションを基盤に、年間140億ドルの売上高、47,000人以上の従業員を有し、世界170カ国で事業を展開しています。エコラボは、科学に基づく包括的ソリューション、データ活用によるインサイト、世界レベルのサービスの提供を通じて、食品安全の促進、清潔で安全な環境の維持、水・エネルギー使用の最適化を実現します。エコラボの革新的なソリューションは、食品、ヘルスケア、ライフサイエンス、ホスピタリティ、産業分野におけるお客さまのオペレーション効率とサステナビリティを改善します。詳しくは www.ecolab.com をご覧ください。
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