もの忘れがひどく、認知症だと診断されている患者の中に、ある意外な薬で劇的に回復できる人が、多数いることが明らかになってきた。予防法と対策をお伝えする。
もの忘れを引き起こす「てんかん」の予防法と対策を大特集!
来週 2012年01月18日 (水曜) 午後8時放送
年をとると誰もが気になるのが「もの忘れ」。実は、もの忘れがひどく、認知症だと診断されている患者の中に、ある意外な薬で劇的に回復できる人が、多数いることが明らかになってきた。
Hさん(74歳)は家から駅までの道や、昔行った旅行のことを思い出せなくなったり、自分の弟が亡くなったことを、葬儀にまで出たのに忘れてしまったりと、まさに認知症のような症状に悩まされてきた。しかし、その薬を飲むと、効果テキメン!症状は劇的に回復、ひどいもの忘れをしなくなったのだ。
その「もの忘れ」を治す薬とは・・・なんと、てんかんの薬。てんかんと言えば、子供が倒れてけいれんを起こす病気というイメージが強いが、実は大間違い。実は40代を過ぎた頃から、てんかんになる人が増え始め、高齢者の方が、子供以上にてんかんになる割合が高いことが分かってきた。実は、てんかんは生活習慣病によっても引き起こされる、誰もがなりうる病気で、しかも中高年の場合、その症状は「もの忘れ」としか見えない場合も多いため、認知症と間違えられやすいのだ。
てんかんは日本に100万人近く患者がいると推定されるが、中高年で発病したかなりの数の人が適切な治療を受けられていないと考えられている。誰もがかかる恐れのあることが分かってきたもの忘れを引き起こす「てんかん」の予防法と対策をお伝えする。
ゲスト 小林幸子、ガダルカナル・タカ、山瀬まみ
(番組内容は予告無く変更になる場合があります。)
http://www9.nhk.or.jp/gatten/schedule/