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コーヒーの世界が無限に広がる。「スペシャルティコーヒー」の定期便 1,598円~
自分好みの「スペシャルティコーヒー」が届くサブスク「PostCoffee(ポストコーヒー)」
おいしいコーヒーが飲みたい、でも、本当においしいコーヒーとは?そんな疑問を持った人は「スペシャルティコーヒー」の定期便に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
「PostCoffee」は、世界トップクラスのロースターから厳選した「スペシャルティコーヒー」が届くサブスクサービスです。
「スペシャルティコーヒー」とは、生産過程のトレーサビリティが明確であることが重要条件のひとつで、生産者には適正な対価が支払われる「サステナブルなコーヒー」としても注目されています。スペシャルティコーヒー協会 (SCA) のスコアリングシステムによって80点以上の評価を受けた、高品質で特別な味わいを持つコーヒーであるとされています。その味わいを実現するためには多くの手間と時間、そして高い技術が必要とされるため、一般的なコーヒーに比べて高価で、多くのコーヒー好きやバリスタ、コーヒーショップなど、より世界で支持されています。
たった1分の診断、自分好みのコーヒーが届く
「PostCoffee」は、提携ロースターから取り寄せたコーヒーや自社焙煎のコーヒーのラインアップから、毎月自分好みのコーヒーが届くサービスです。
コーヒーの種類は、公式サイトの「コーヒー診断」を元にパーソナライズされます。
「好きなフルーツは?」「トーストになにをのせる?」といった簡単な質問に4択で回答していくと、診断結果が出ます。
筆者は、好みの幅が広い「オールマイティー」タイプと診断されました。
診断から2〜3日前後、「PostCoffee」の初回キットが届きました。
ふわっとコーヒーのいい香りがします。
中にはコーヒー3種類(1袋3杯分)、スタートブック、初回特典の折りたたみ式ドリッパーとペーパーフィルターが入っています。
コーヒー豆は、豆のままか、お好みの挽き具合でオーダーできます。
気になるコーヒーの種類は……。
1袋目、浅煎りの「エチオピア ソロモ」というコーヒー。
コーヒー発祥の地・エチオピアで生産された豆を、大阪の「アオマコーヒー」が焙煎しています。
2袋目、中煎りの「ホンジュラス エル・タンゲ」。
コーヒー生産量世界上位のホンジュラス共和国の豆を、長崎県の「カリオモンズコーヒーロースター」が焙煎。
3袋目、深煎りの「ペルーアルト・パロマール」。こちらはペルーの豆を「PostCoffee」が焙煎したオリジナル商品です。
どのコーヒーも魅力的ですが、まずは中煎り「ホンジュラス エル・タンゲ」をドリップしてみます。
届いたキットに、お湯とマグカップさえあればOK!
コーヒー粉(15g)、ドリッパー、ペーパーフィルター、お湯(230g)、マグカップ(サーバー)を準備します。
まずは、ペーパーフィルターに湯通し。
サーバーに落ちたお湯は捨てます。
コーヒー粉を入れたら、平らにならしましょう。
粉全体に少量(30〜50g)のお湯をかけ、30秒ほど蒸らします。
その後2〜3回に分けて、残りのお湯を注ぎます。
ポタリ、ポタリ、と滴る音と、広がるコーヒーの香りに集中……。
束の間、仕事や家事から解放され、心落ち着くウェルビーイングなひと時を楽しみます。
抽出しきったら、完成です。
柑橘系のきゅっとした酸味がありますがのどごしは優しくまろやか。どんなトリックなのかと不思議で飲み進めたくなってしまうコーヒーです。
続いて、浅煎りの「エチオピア ソロモ」を飲みました。筆者の中では、新ジャンル認定です。苦味・渋みが一切なく、紅茶よりもクリアでフルーティー。
深煎り「ペルーアルト・パロマール」は、コーヒーといえばこの味!という安心感。良質な苦味を楽しめ、ミルクを入れればさらに贅沢でコク深い味わいです。
3つとも個性豊かで、じっくり味わいながら楽しめました。
また自分の好みや食べ物とのペアリングイメージも湧いてきて、コーヒーの解像度が一気に高まった気もします。
「PostCoffee」の「マイページ」上では、届いたコーヒーの「好み具合」をフィードバックができ、来月のお届けに活かされます。
早速入力して、次に届くコーヒーをわくわくしながら待とうと思います。
「スペシャルティコーヒー」と消費者を最短距離でつなぐ
「これだ、と思ったことには勢いがあるかもしれません」
そう自身の性格を語るのは、「PostCoffee」代表の下村領さん。
もともとWebエンジニアだった下村さんですが、ある日一台のエスプレッソマシーンに心奪われ、高額にも関わらず思い切って購入。これを機にコーヒービジネスの世界へ飛び込みました。
3年ほどコーヒーショップを経営し、その後、日本中に「スペシャルティコーヒー」の素晴らしさを広めるべく、サブスクと通販サイトに舵を切りました。
「『PostCoffee』のサブスクをはじめる人のほとんどは、もともと『スペシャルティコーヒー』を知らなかった人たちです。日本の『スペシャルティコーヒー』の消費率はわずか12%。かたや欧米では60%を超えています。どうすればその存在をもっと知ってもらえるか、おしゃれなパッケージや診断コンテンツ、念入りなユーザーインタビューなど、試行錯誤しながらマーケットを広げていってます」(下村さん)
過酷な労働環境や経営難に苦しむ生産者・ロースターの支えに
「PostCoffee」は、コーヒー業界が抱えている大きな問題にも意識を向けて解決に取り組んでいます。
一つ目は、地球温暖化による気候変動の影響で、2050年までにコーヒー栽培に適した土地が半減するという「2050年問題」に対してです。コーヒーの生産量の減少、品質の低下、生産者の労働環境悪化などが危惧されています。
「2050年問題に対しては、業界全体がこの問題に気付いていて、解決していく姿勢があるので、悲観的にはなっていません。『PostCoffee』としてはやはり、適正な対価を生産者さんに還元できる『スペシャルティコーヒー』の消費量を増やすことで、問題に立ち向かっていけたらと思います」(下村さん)
二つ目は、ロースターの安定した収益について。この点でも「PostCoffee」は救世主といえます。
「『PostCoffee』は、ロースターさんの豆を大きなロットで買い取っています。時には、そのロースターさんの月次売上の20%を占めることも。コロナ禍以降厳しい時期が続いているので、少しでも助けになれたら嬉しい。今後も多くのロースターさんと繋がっていきたいです」(下村さん)
また「PostCoffee」は、リアルイベントとして「コーヒーフェス」の開催を予定しているそうです。「スペシャルティコーヒー」を多くの人に認知してもらえるきっかけとなりそうですね。
コーヒーライフを楽しみながら、最高の一杯との出会いを
「なんとなく……」の味で毎日が過ぎていくよりは、おいしい!と感動できる体験を増やしたいものです。
自分好みのテイストで、ちょっと驚きもあって、サステナブル。そんなコーヒーライフがこれからの時代は「ツウ」かもしれません。
Words:Yui Ichihara
Photos:Tsunenori Yamashita
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PostCoffee サブスクリプション
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https://postcoffee.co/subscription/
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参考コスト
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PostCoffee サブスクリプション 1回(スペシャルティコーヒー3種類入り) 1,598円〜
※初回は折りたたみ式ドリッパー、フィルター付き
※全国送料無料
※コーヒー豆の挽き方は、ハンドドリップ用、豆のまま、ドリップバッグ、フレンチプレス用、エアロプレス用、コーヒーメーカー用など選択可能(一部追加料金あり)
※デカフェへの変更可能
※縛りなしでいつでもストップ(解約)、スキップ可能
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参考コスト合計金額 1,598円
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取材日: 2023年3月6日
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