最新XR技術×初音ミク、バーチャルキャラクターとの相席が楽しめる未来型体験を提供~「超歌舞伎powered by NTT」にて、リアルとバーチャルを融合~

 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下 NTT)、株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:夏野 剛、以下 ドワンゴ)、松竹株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:迫本 淳一、以下 松竹)は、4月29日・30日に幕張メッセで開催する「ニコニコ超会議2023」内で上演される「超歌舞伎powered by NTT」の会場で、NTT研究所の最新XR技術を用いたリアルとバーチャルが融合した新しい体験をご提供します。

 超歌舞伎の初公演から8年目となる今回の「超歌舞伎powered by NTT」では、超歌舞伎本編での演出に加え、スマートホンやARグラスなどを必要としない、裸眼でも体験可能な最新XR技術「裸眼XR相席対話システム」を使った、バーチャルキャラクターとの新しいコミュニケーション体験創出にも取り組みます。初音ミクと同一の空間での相席対話が楽しめる、「あいせき幻燈茶屋※1」をぜひご体験ください。

1.背景
 昨今のコロナ禍による、実社会での行動制限等もあり、豊かなコミュニケーションや多様な体験を実現できる、現実により近づけたVR空間や、ARグラス等XR技術によるリアルとバーチャルが融合した空間に対するニーズや期待は急速に高まっています。その結果、デバイスの進化・低廉化が加速しており、XR技術の活用は日々のリモートワークから、ゲームやバーチャルイベントなどのエンターテインメント、その他建設や製造など、あらゆる産業分野に拡大し始めています。

 NTTグループでも2022年3月末に、XR技術を活用して、リアルとバーチャルをシームレスにつなぎ、あらゆる限界を超えていくことをめざした、新たなサービスブランド「NTT XR」を立ち上げるなど、
関連技術やサービスの開発・提供を推進しています。

2.裸眼XR相席対話システムのポイント
 「実物と見分けがつかないような立体映像ホログラム」と同一空間で会話するシーンは、SF映画ではおなじみの、XR技術の代表的な利用シーンです。しかし実際にこのような体験をするためには、特殊なゴーグル等の装着が必要であり、例えばVR酔いなどがある方など、必ずしも万人が楽しめるものではありませんでした。また周囲の人からは、ゴーグル内の映像が見えないため、複数人がコミュニケーションに参加したい場合は、全員ゴーグルを装着する必要があり、その場に居る者同士のナチュラルなコミュニケーションの阻害要因となっていました。一方、ゴーグル装着なしで立体映像ホログラムを提示する研究も数多く取り組まれてきていますが、解像度が十分ではない、装置が複雑かつ大がかりになる等の課題がありました。

 そこでNTTは、ゴーグルが苦手な方も含め、誰もが自然なリラックスした状態で、気軽にXRコミュニケーションを楽しむことを実現するために、この度、「裸眼XR相席対話システム」を開発しました。本システムでは、①反射率・透過率の異なるハーフミラーと、②ディスプレイと実物体群の多層的な3D配置設計により、リアルな存在であるユーザとバーチャルキャラクターを、シームレスに一つの交錯空間上に表現します。
本システムにより、体験者は特に何も装着しない状態で、鏡の前の椅子に座るだけで、立体映像ホログラムと同一空間でコミュニケーションする、SF映画のような近未来の体験が可能です。また周囲からもその様子をそのまま見ることできるため、複数人でコミュニケーションすることも可能です。

 今回の超歌舞伎では、本システムを利用して、超歌舞伎の主演をつとめる「初音ミク」さんと、写真撮影なども含めた超至近距離のコミュニケーションをご体験いただきます。

 今後NTTでは、本システムへの視聴覚情報以外の組み合わせの検討や、遠隔拠点間でのコミュニケーションへの適用等を通じて、エンターテインメント分野に限らず、誰もが日常的にナチュラルに利用できるXR技術の研究開発・社会実装に取り組んでいきます。
 
図1.  「裸眼XR相席対話システム」

【超歌舞伎powered by NTT 開催概要】
公演日時:2023年4月29日(土・祝)、30日(日)
両日ともに 第一部13:00開演/第二部 16:00開演

公演場所:幕張メッセ イベントホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
あいせき幻燈茶屋は、イベントホール2階正面ロビー右手に設置

チケット情報:
ドワンゴチケット:https://dwango-ticket.jp/project/NeiRjJrrFK
イープラス:https://eplus.jp/chokabuki/

主催:ニコニコ超会議実行委員会

製作:松竹株式会社/株式会社ドワンゴ

制作協力:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社

超歌舞伎協賛/技術協力:NTT

超歌舞伎特設サイト:超歌舞伎公演演目の詳細はこちらからご覧ください
https://chokabuki.jp/

(関連リンク)
NTT の Another Me 技術でコンピュータが再現した中村獅童の 「獅童ツイン」が「超歌舞伎 2022 Powered by NTT」の舞台に初登場
https://group.ntt/jp/newsrelease/2022/08/03/pdf/220803aa.pdf

「超歌舞伎 Powered by NTT」にて超歌舞伎の新しい空間音響演出にチャレンジ
~舞台のリアルな音と耳元の効果音がクロスオーバーする空間音響演出を実現~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/04/29/230429b.html

※1 あいせき幻燈茶屋は、超歌舞伎チケット購入者またはニコニコのプレミアム会員限定です。

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
日本電信電話株式会社
ホームページ
https://group.ntt/jp/corporate/overview/
代表者
島田 明
資本金
93,800,000 万円
上場
東証プライム
所在地
〒100-8116 東京都東京都千代田区大手町一丁目5番1号大手町ファーストスクエア イーストタワー
連絡先
03-6838-5111

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