多品種を食べきれる分だけ購入したい!に応える 量り売りの買い回りを実現
株式会社寺岡精工(本社:東京都大田区/代表取締役社長 山本宏輔)は、世界初の減算式はかり
※1を使用したバルク販売システム「GramX」を2月15日(水)~17日(金)に幕張メッセで開催される「第57回スーパーマーケット・トレードショー2023(以下、SMTS2023)」にて、世界に先駆けて初お披露目します。当社の最新の量り売り技術によって、これまで煩雑だったセルフ量り売りでの多品種の買い回りを簡単でスムーズな操作で実現し、新しいエコショッピング体験を提供します。
※1計量部に乗せた商品の総重量を管理し、商品を取り出した量から重量と金額を算出する減算式の商用秤として、世界で初めて計量法に基づき型式承認を取得した秤。
▲減算式はかりにNFCを搭載した「SBS-1000NFC」
▲「SBS-1000NFC」・プリンターコンソール使用イメージ
■世界初の「減算式はかり」にNFCを搭載した最新型量り売り製品「SBS-1000NFC」
消費者の環境意識の高さから、プラスチック削減・フードロス削減・エシカル消費をもたらす量り売りが例年にも増して注目されています。日本国内でも量り売り販売専門店だけではなく、スーパーの青果コーナーでも量り売りが導入されるなど、販売店舗や量り売り対象商品も拡大しています。
秤を祖業としてこれまで数々の最先端技術を搭載した量り売り製品を販売してきた当社は、簡単でスムーズな量り売りを推進するため、昨年、世界初の減算式はかりを開発、発表しました
※2。
世界初の秤である「減算式はかり」は、秤の上に乗った商品が計量された状態で陳列され、お客様が取り出して総重量から減った分の商品の重さと料金を逆引きで算出します。このような減算式の商用秤として、2022年3月に世界で初めて計量法に基づく型式承認を取得しました。
この度、世界初お披露目するバルク販売システム「GramX」は、減算式はかりにNFC技術
※3を搭載した「SBS-1000NFC」を利用し、さらにプリンターコンソールをつなげることで、単価の違う多品種のセルフ量り売りでの買い回りを実現しました。
▲バルク販売システム「GramX」を活用した売り場イメージ
※2 参考https://www.teraokaseiko.com/jp/news/press-release/2022/20220215133539/
※3 NFC(Near Field Communication)とは、近距離無線通信規格のことで、搭載されている機器同士を近づけるだけで通信できる技術。電子マネー決済や交通系ICカードなどにも使用されている。
■簡単操作で、複数商品のセルフ量り売りでの店内買い回りを実現
従来の量り売りでは、商品を計量し、その都度精算バーコードラベルを発行する必要がありました。秤にNFCを搭載することで、商品の購入情報(商品情報と計量した重さ・価格)をNFCカードのIDに紐づけ、精算用ラベルを発行するプリンターコンソールに蓄積することを可能にしました。ラベル発行時には、IDに紐づく購入情報をまとめてコンソールから呼び出せるため、精算用ラベルの出力をたった1回で済ませる簡単操作を実現しました。
お買い物時は、お客様が商品を取ると同時に減算式はかり「SBS-1000NFC」が計量した商品の重さ・価格を算出します。そしてお客様がNFCカードを秤本体にかざすと、それらの購入情報とカードIDがプリンターコンソールに記録されます。次の商品を計量する時も同じ手順を繰り返し、精算用ラベルは最後にまとめて発行、レジにて会計をしていただくという簡単操作です。
▲バルク販売システム「GramX」の買い物方法
■食品だけでなく、様々な商品で地球にやさしい量り売りを
「GramX」を導入いただくことで、総菜や食品の量り売りコーナー、ベーカリーショップ、ペットフード店などでもセルフ量り売りでの買い回りが可能になり、「多種類を少量ずつ食べたい」「色々な新しい商品を試してみたい」「複数の容器を使いたくない」というお客様の声に応える売り場づくりが実現できます。欧米ではガーデンニングショップで園芸用土・肥料のセルフ量り売りを始めた例もあり、食品に限らず、今後様々な業種のお店で新しいエコショッピングの可能性を広げます。