コロナ禍や地球規模の気候変動、日本においては少子高齢化や人口減少など、将来を予測することが困難なVUCA(Volatility 変動性・Uncertainty 不確実性・Complexity 複雑性・Ambiguity 曖昧性)の時代となっている。一方で、人工知能(AI)やIT関連分野などの近年の発展は目覚ましいものがある。こうした中で、数多くの複雑な課題を解決するためには、さまざまな領域の専門家と協力して新たな価値を生み出す「共創力」が必要となる。共創力を身につけることは、先頭に立って事業を切り拓いていくリーダーや、広い視野でその助言をするパートナーとして、イノベーションを起こしていく人財になることにも繋がる。
●ビジネスの中核で創造力を発揮する総合職
共創力を身につけた人財は企業において新たな領域を切り拓き、将来的には事業経営を推進する立場となることも期待される。そのような人財が力を発揮できるのが、以下のような職種といえる。
(1)新規事業開発
新規事業開発者は、企業を支える新しい柱となる新たな事業を考え、予算の獲得から組織編成、ものやサービスを具現化し、事業を成功に導くこと全てを担う。まだ世の中にない価値を形にするため、社内外のさまざまな人々を巻き込み、達成に導く共創型リーダーシップを持つ人財が求められている。
(2)イノベーション推進
社会や組織内にイノベーションを起こすためには既成概念に囚われない発想や思考が必要とされる。テクノロジーやビジネスなど異なる分野とつながる領域横断プロジェクトなどを実践し、社会全体や生活者にとって新たな価値を創造できる人財が求められている。
(3)経営企画
経営企画では、企業の中長期的な経営戦略を計画し、それに沿って企業が活動していくために、社内のさまざまな部署と連携を取りながら、事業の管理や新たなプロジェクトの立ち上げ、ビジネスモデルの検討を行う。先行きの見えない時代だからこそ、企業経営には柔軟な思考と素早い仮説検証を行える、作りながら考えられる人財が求められている。
(4)営業企画
営業企画は、自社の強みと顧客のニーズを接続させた企画や提案を行い、商品やサービスに付加価値を生み出す役割を担っている。顧客に向けた自社のPRや市場における課題の検討に加え、人や地球環境、倫理などの多様な視点から、UXデザインを考慮した上で営業戦略を立て実行できる人財が求められている。
■女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科(2023年4月開設)
未知のプロジェクトを成功に導くビジネスリーダーやその創造的なパートナーとなるために重要な「共創力」を身につけられるのが、女子美術大学が新設する「共創デザイン学科」である。同学科のカリキュラムを通して自らのものとした共創力は、あらゆる企業で多様な領域の専門家と新たな価値を生み出すことを可能とする。
https://co-lab.joshibi.net/message/
○ビジネスセンスを備えたクリエイター
一方で、同学科による人財育成のもうひとつの中核となるのが、デザインスキルを武器としてビジネスに新たな価値を創り出していく、UXデザイナー、サービスデザイナー、ビジネスデザイナー、ブランドデザイナーなどの職種。詳しくは下記の記事「ビジネスシーンで必要とされるデザインの力とは?」(2022.10.05)を参照。
・URL:
https://www.u-presscenter.jp/article/post-49015.html
(関連記事)
・折れない心と自身を高め続けるポジティブマインドを養う(2022.10.31)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-49282.html
・これからのビジネスの現場で必要とされる「共創型リーダーシップ」(2022.09.13)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-48866.html
・ビジネスを次のステージに引き上げる「共創力」 ~共に新しい価値を創り出す力~(2022.09.05)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-48830.html
▼本件に関する問い合わせ先
女子美術大学 広報グループ(担当:橋本・三ツ木・小澤)
TEL: 042-778-6123
E-mail: prs@venus.joshibi.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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