県では、「有田焼創業400年事業」として、欧州における有田焼のリブランディングを目指し、このたび、国(経済産業省)が主催する「クールジャパン・ワールド・トライアル事業」と連携して、世界トップシェフであるアラン・デュカス氏のプロデュースのもと、フランス/パリの高級レストラン「ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)」で、有田焼のプロモーションを実施します。
今回のプロモーションでは、下記のとおり、世界トップシェフの高級レストランにおいて、一定期間、有田焼を使用した料理を提供してもらうほか、1月26日には、佐賀県主催による古川知事のトップセールスや窯元による有田焼のPRなども予定しています。
このような取組を通じ、有田焼の洋食器としての認知度・評価の向上を図るとともに、“世界トップシェフの高級レストランで使用された食器”として有田焼をPRすることなどにより、海外での市場開拓につなげていきます。
なお、プロモーション当日の様子については、別途お知らせします。
記
1 国主催「日本フォーカスウィーク」でのプロモーション
(1)期間
平成26年1月23日(木曜日)~29日(水曜日)
(2)場所
フランス/パリ レストラン「ジュール・ヴェルヌ」
(3)内容
デュカス氏が選定した有田焼の器での料理提供によるPR
国主催レセプション(1月23日)への参加(坂井副知事出席)
(4)使用される有田焼(画像については以下のリンク先を参照ください)
・白磁輪花プレート Φ260mm×H27mm
・エッグシェルタンブラー(SS) Φ45mm×H85mm
・FUKI-URUHI Bowl (S) Φ155mm×H40mm
・FUKI-URUHI Plate (L) Φ225mm×H25mm
・宝瓶 茶巻格子 Φ140mm×H60mm
・楕円鉢 かき落とし Φ200mm×H80mm
※佐賀県ホームページ
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kisha/_76876/_77436.html
2 佐賀県主催プロモーション
(1)日時
平成26年1月26日(日曜日)
現地時間 12時30分~14時(日本時間 20時30分~22時)
(2)場所
フランス/パリ レストラン「ジュール・ヴェルヌ」
(3)参加者
・主催者
古川知事、福島県議会副議長 ほか
・特別ゲスト
在フランス日本国大使館、日本貿易振興機構(JETRO)ほか
・メインゲスト
バイヤー、小売店、ジャーナリスト、VIP(セレブリティ)等 50名程度
(4)内容
・知事メッセージ
・乾杯(佐賀の酒&有田焼酒器)
・デュカス氏が選定した有田焼での料理提供
・使われている有田焼、有田焼の技術を紹介
・有田焼展示コーナーでの商談
(5)その他
(ア)乾杯で提供する佐賀の酒
・「岩の蔵 純米大吟醸」(ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013金賞受賞酒/2013年春佐賀県原産地呼称管理制度認定酒)
・「聚楽太閤 純米吟醸」
(イ)配布する小冊子
(仕様)
A5版、5~6ページ、フランス語
(構成)
表紙(トラディショナルな有田焼)
知事メッセージ
アラン・デュカス氏メッセージ
有田焼の歴史(パリとの関わり中心)
使われた有田焼の紹介
創業400年に向けた佐賀県の取組
新しい、モダンな有田焼の紹介
<参考1:アラン・デュカス ‐Alain Ducasse->
史上最年少3つ星シェフ
ミシュランから異なる国で3つ星をつけられた、史上初のシェフ
1956年 フランス南西部ランド県カステル=サラザン生まれ
1972年 レストラン「パヴィヨン・ランデ」で見習いの後ボルドーのホテル学校入学
1977年 南フランスにあるレストラン「ムーラン・ドゥ・ムージャン」に入り、後に彼の料理のひとつの柱となるプロヴァンス料理と出会う。
1981年 「ラ・テラス」統括 ミシュラン2つ星獲得(1984年)
1987年 モナコ公国首都モンテ・カルロの高級ホテル「ロテル・ドゥ・パリ」の総料理長に就任し、レストラン「ルイ・キャーンズ」の指揮を任される。
1990年 デュカス33歳の時、史上最年少で3つ星獲得
1997年 「アラン・デュカス」3つ星獲得、「ルイ・キャーンズ」が2つ星降格
1998年 「ルイ・キャーンズ」再び3つ星に復帰し、初の6つ星シェフになる。
1999年 ホテルチェーン「シャトー・エ・オテル・ドゥ・フランス」会長総合プロ教育を提案する料理教育機関“アラン・デュカス・フォルマシヨン”「ADF」設立
2000年 パリの「イル・コルディーレ」とモナコの「バー&ブフ(bar & boeuf)」がそれぞれミシュラン1つ星獲得史上最高の8つ星シェフになる。
2002年 オーベルジュ「ラ・バスティード・ドゥ・ムスティエ」1つ星獲得
2004年 東京にシャネルとともに新しいレストラン「ベージュ(Le Beige)」オープン
2005年 南青山に「ブノワ東京(Benoit Tokyo)」オープン
2008年 モナコ公国に帰化ブノワ東京 閉店(オーナー会社アーバン・コーポ倒産のため)西梅田に「ル・コントワール・ド・ブノワ(Le Comptoir de Benoit)」オープン/ブノワ東京再オープン
<参考2:クールジャパン・ワールド・トライアル事業>
クールジャパン・ワールド・トライアル事業とは、海外の重点市場・成長市場である国5~10か所を選定し、各国において、日本出店事業社の製品・サービスを映像やプレゼンテーションを通じて現地企業等に対して説明し、各国の需要等を把握することによって「クールジャパンの芽(地域産品、食、コンテンツ、ものづくり、観光等)」の発掘・連携を促進するための事業です。また、その様子等を映像化し、各地域にあるクールジャパンの商材を磨いていくモデルケースとして国内外に情報発信を行います。
フランスにおける事業展開は、ガストロノミー分野を中心に幅広い分野において日本とフランスのクリエイティブな融合を推進するアラン・デュカス氏に目利き役になって頂き、パリ市内のアラン・デュカスエンタープライズ店舗をショーケース化し、地域発クールジャパンの芽商材をプロモーション。『J’aime le Japon(愛すべき日本)』をテーマに、地域発クールジャパンの芽商材をフランスのガストロノミー界に向けてプロモーションし、日仏連携の可能性、ローカライズなど総合的に事業と連携。
(1)店舗「ジュール・ヴェルヌ」の貸切レセプションパーティ&ショーケース化
(2)特設会場にてビジネスマッチング大会の実施
(3)現地Btoc需要把握 視察ツアー
(4)料理教室「Ecole de cuisine d’Alain Ducasse」における日本商材の紹介