学校法人追手門学院(大阪市中央区、理事長:川原俊明)はこのたび、運営する追手門学院大学の特設サイト「OTEMON VIEW」に「男女平等ランキングはなぜ低い?日本のジェンダーギャップ解消に求められる家族観・政策の視点」と題した記事を掲載。法制史やジェンダー法学を専門とする三成美保教授(追手門学院大学)が、ジェンダーギャップ解消に求められる視点や施策を解説する。
2022年7月に報じられたジェンダーギャップ指数において、日本は世界146カ国中116位だった。主要7カ国(G7)の最下位であるばかりでなく、世界的に見てもジェンダー後進国と認めざるを得ない状況である。
ジェンダーとは、生物学的な性別に対して社会的・文化的につくられる性差のことを指すのであり、女性だけを対象とするものではない。今や性差のみならず性的マイノリティを意味するLGBTQも身近な存在であり、日常生活の基盤である家族の在り方もさまざまで、価値観そのものが多様化・複雑化している。
このように21世紀の世界がジェンダー平等に向かう中、なぜ日本のジェンダーギャップ解消は進まないのか。日本学術会議(前・副会長)やジェンダー法学会(前・理事長)、日本ジェンダー学会(現・副理事長)などで役員を歴任し、日本社会におけるジェンダー平等の実現に向けて取り組んできた法学者の三成美保教授(追手門学院大学)が、これまでの経緯と展望から、ジェンダーギャップ解消に求められる視点や施策を解説する。
【ポイント】
■日本のジェンダーギャップをめぐる現状
○「なぜ女性だけ?」と怒る男性たち。「男もつらいよ」
○経済活動におけるジェンダー平等の明確なメリット
■日本の法制史からギャップの原因に迫る
○戦後の日本社会の「男女平等」は建前だった!
○政策のベースとなる家族をめぐる価値観
○「標準世帯」にとらわれた欠陥だらけの法制度と育児・介護政策の失敗
■ジェンダー平等な社会を築くために
○求められる市民意識の転換
○クオータ制導入で示すべき国としての姿勢
※記事本文は下記URLを参照。
https://newsmedia.otemon.ac.jp/2613/
●OTEMON VIEWとは
学校法人追手門学院が大学公式ホームページに開設している特設サイト。「ニュースの面白さは、見方次第。」をコンセプトに、日々移り変わる世の中の出来事を同大の教員らが教育・研究成果などの専門的知見に基づいて読み解いた記事を掲載している。
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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