視聴者注目の”瞬間”を分析! NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第33回「修善寺」

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るTVISION INSIGHTS株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下TVISION)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。

8月28日に放送された第33回「修善寺」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?

テレビの視聴者の様子を、1分毎の「TVISION推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。




※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。




『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?

第33回は、頼家(金子大地さん)の謀反を警戒した義時(小栗旬さん)が善児(梶原善さん)を使って頼家を討ち取ってしまうという回でした。

鎌倉では政子(小池栄子さん)の次男・源実朝(嶺岸煌桜さん)を鎌倉殿とする新体制が始まり、北条時政(坂東彌十郎さん)が執権別当に就任します。時政を裏で支えるりく(宮沢りえさん)は実朝の正室を京から迎えることを進言し、娘婿である平賀朝雅(山中崇さん)を通じて後鳥羽上皇(尾上松也さん)に願い出ます。しかし、御家人たちは派手に権力をふるう北条を敬遠。三浦義村(山本耕史さん)の忠告に義時も苦笑します。一方、失意の頼家は、、、というストーリーでした。

SNSでは「善児の衝撃的結末」「いやまじ鬼脚本すぎる…」、「もう善児主役じゃん」といった声が上がった他、「修善寺って終善児か。。。」、「『修善寺』まさかの『終善児』」、「修禅寺→終善児でサブタイトル回収。なるほど」といった善児に関する感想が次々とあがりました。




毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移

最も注目されたのは、20時39分で、注目度は82.9%でした。頼家と善児が戦っているシーンから。善児が頼家を刀で押しつけていると、『一幡』と書かれた紙を見つけます。頼家はその隙を見逃さず善児を刺しました。庭に出てうずくまっている善児に、頼家は「わしはまだ死なん」と言って切ろうとしますが、後ろからトウ(山本千尋さん)に刺されてしまいます。振り返った頼家をトウが切りつけ、頼家が倒れるシーンまで注目されました。頼家と善児の戦いに目が離せなかったことと、『一幡』と書かれたただの紙切れに、善児が隙を見せるという意外性にも注目が集まったのだと考えられます。

2番目に注目されたのは、20時41から42分で、注目度は81.9%でした。善児が、頼家に刺された傷口を触り「しくじった」とつぶやくと、冷たい表情のトウが後ろから刺しました。さらにトウは善児の前に行くと、「父の仇」と叫び腹を刺し、倒れた後に更にもう一度刺します。トウはその場を去り、倒れている善児に雨が降りつけているシーンでエンディングを迎え、その後の予告まで注目されました。第32回もエンディングにかけての同じ時間帯で、注目が集まりました。今回は善児の最期とトウの善児に対する切ない恨みが描かれ、そこに注目が集まったものと考えられます。


注目度が一番低かったシーンは20時18分で、64.5%でした。政子が三善康信(小林隆さん)を呼んで、実朝に和歌をやらせたいと話すシーンです。そこへ実衣(宮澤エマさん)が来て政子に反論します。更に実衣は鎌倉殿の事は自分に任せてほしい、武士の手本となり人を動かし正しい政を行う、大事なのはそこと話すシーンまででした。オープニング以外のシーンの注目度が一番低かったのは、珍しい結果となりました。

注目度が二番目に低かったシーンは冒頭の20時02分で、64.1%でした。


※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%


<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://telescope.tvisioninsights.co.jp/summary-kamakura13/


TVISIONでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。



【TVISION INSIGHTS株式会社について】
TVISION INSIGHTS株式会社は人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、TVISIONが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というTVISION独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクティッドTVの注視データを提供しています。
本件に関するお問合わせ先
TVISION INSIGHTS株式会社 広報担当 佐野、峯島
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル6階
E-mail info@tvisioninsights.com
Tel(担当直通) 050-5468-2785

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組織名
TVISION INSIGHTS株式会社
ホームページ
https://tvisioninsights.co.jp/
代表者
郡谷 康士
上場
非上場
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連絡先
03-6268-8056

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