日本製鉄 高耐食めっき鋼板「ZEXEEDⓇ」の耐用年数保証の開始について

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、このたび、高耐食めっき鋼板「ZEXEED®」(ゼクシード)について、一定の条件を満たした製品を対象とした、腐食による穴あきに関する30 年間の耐用年数保証(以下、耐用年数保証)(*1)の提供を開始します。

2021 年10 月に販売を開始した「ZEXEED®」は、土木・社会インフラ分野で一般的に使用されている後めっきや、従来の高耐食めっき鋼板および溶融亜鉛めっき鋼板(以下併せて、従来品)を大幅に上回る耐食性能を有するめっき鋼板です。日本製鉄が実施した試験では、同一めっき付着量の場合、平面部の耐食性が、日本製鉄の従来品との比較で、高耐食めっき鋼板について約2 倍、溶融亜鉛めっき鋼板について約10 倍であることを確認しています。

現在、この「ZEXEED®」について、海外の太陽光発電プロジェクト向けに採用を検討したいとの声が多く寄せられています。世界各国では、2050 年でのカーボンオフセットの実現に向けた再生可能エネルギーの普及が加速しており、特に太陽光発電プロジェクトが急速に増加していますが、マイルドな自然環境のソーラーパネル設置適地が減少しているため、沿岸部などのより厳しい腐食環境にソーラーパネルを設置するケースが増加しています。これに伴い、厳しい腐食環境下での太陽光発電プロジェクト向けのソーラーパネル設置架台の素材として、ソーラーパネルと同じ25 年程度の耐用年数が保証された高耐食めっき鋼板のニーズが一段と高まっています。

このようなニーズの高まりを受け、日本製鉄では、「ZEXEED®」であれば、腐食環境カテゴリーISO9223(*2)におけるC5 という厳しい環境下における耐用年数の保証も一定の条件下で可能であると判断し、めっき付着量 両面300g/平方メートルの商品について、2022 年6 月より、耐用年数保証の提供を開始します。(*3)

日本製鉄は、「ZEXEED®」を広くお客様にご使用いただくことにより、厳しい環境下におけるインフラの長寿命化や再生可能エネルギーの振興に寄与していきます。

(*1)保証の対象は、腐食による穴あき(通常の外部環境等の下における、製品の性質に起因した腐食
   による製品を貫通する穴あき)の発生に限ります。また、保証の履行には別途各種条件がありま
   す。全てのZEXEED®に対して保証が提供され、又は履行されるわけではありません。耐用年数保
   証の提供対象は、日本製鉄と日本製鉄指定商社(以下、指定商社)との間で事前に締結した保証契
   約(以下、保証契約)に定められたZEXEED®(以下、保証対象製品)となり、実際の保証の履行
   対象は、保証対象製品のうち、保証契約に定める各種条件を遵守する製品に限られます。

(*2)海外で広く認知され、活用されている腐食環境カテゴリーです。当該カテゴリーでは、腐食環境
   をC1(腐食性がとても低い)からCX(腐食性が極度に高い)までの6 つの区分に分類していま
   す。このたび日本製鉄が提供する保証の履行対象は、このうちC1 からC5(腐食性がとても高い)
   までの5 区分の環境下で利用された製品のうち、その他の保証の条件を満たしたものについて発生
   した腐食による穴あきに限られます。

(*3)本プレスリリースは、日本製鉄がZEXEED®に関して提供する保証の概要をご紹介するものです。
   具体的な保証の内容ないし条件は保証契約にて定められ、当該保証契約に基づき日本製鉄から指定
   商社に対して保証が提供されます。本プレスリリースに基づき保証が提供されることはありませ
   ん。

ZEXEED®に関する詳細情報(日本製鉄が実施した試験結果を含む)は、以下をご参照下さい。
 www.nipponsteel.com/product/zexeed/ 
以 上



本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
 総務部広報センター 03-6867-2146、2135、2977、3419
ZEXEED®に関するお問い合わせ先:
 zexeed@jp.nipponsteel.com


この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
日本製鉄株式会社
ホームページ
http://www.nipponsteel.com
代表者
橋本 英二
資本金
41,952,497 万円
上場
(旧)東証1部,名証1部,札証,福証
所在地
〒100-8071 東京都千代田区丸の内2-6-1丸の内パークビルディング
連絡先
03-6867-4111

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • Facebook
  • デジタルPR研究所