日本製紙株式会社(社長:野沢徹、以下「当社」)は、液体用紙容器事業の一層の強化を図り、グローバル市場における業容拡大のため、オーストラリアに現地法人を新たに設立します。
近年、オセアニア市場においても持続可能なパッケージへの転換が求められており、木質バイオマスを主要原材料とした紙容器の同地域における需要増加が期待されています。
オセアニア市場進出にあたり、当社は2022年3月、液体用紙容器の世界的リーディングカンパニーであるElopak ASA(社長:Thomas Körmendi、以下「Elopak」)とオセアニア地域でのライセンス契約を締結、また、液体紙容器充填機の国内最大手である四国化工機株式会社(社長:植田滋、以下「四国化工機」)と同地域の充填機総代理店契約をそれぞれ締結致しました。このたびの現地法人設立によって、ElopakのPure-Pak®ブランド及び当社NP-PAKブランドの紙容器、並びに四国化工機の充填機を同地域に販売する体制が整いました。
当社は、「木とともに未来を拓く」のスローガンを掲げ、世界の人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献することを目指し、紙製パッケージの分野に力を入れています。「紙でできることは紙で。」を合言葉に、再生可能な資源である「木」から生まれた紙容器の可能性を追求し、日本のみならず世界の人々への貢献を目指してまいります。
【設立会社の概要】
商号:Nippon Paper Liquid Package Australia Pty. Ltd.
所在地:オーストラリア・ビクトリア州・メルボルン市
設立:2022年6月(予定)
資本金:500,000オーストラリアドル
資本構成:日本製紙株式会社100%
事業内容:オセアニアにおける液体用紙容器及び充填機の輸入、並びに卸売販売
以上