Confluent、クラウド上のデータストリーミングの安全性と信頼性の強化に向け高度なアクセス管理とエンタープライズインサイト機能を実装


新たなロールベースのアクセス管理によって規模に依存しないデータコンプライアンスと
プライバシーを確保し、データプレーンレベルで粒度の高い権限設定を実現

Confluent Cloud Metrics APIの拡張により、データストリーミングのパフォーマンスを
ビジネス全体で最適化させることで組織全体の可視性を高度化

Apache Kafka®に対しアップタイムSLA 99.99%を達成させることで
クラウドでも機密性の高いデータストリーミングワークロードを包括的に実行



米国カリフォルニア州マウンテンビュー、2022年4月19日 - Data in Motion(動き続けるデータ)のリアルタイム活用を実現するためのデータストリーミングプラットフォームを提供するConfluent(本社:マウンテンビュー、NASDAQ:CFLT、以下Confluent)は、2022年第2四半期製品説明において、規模に関わらず粒度の高いセキュリティ、組織全体にわたる可視性、ミッションクリティカルな信頼性のための新たな機能の提供を開始したことを発表しました。インフラストラクチャ管理の業務負荷を軽減するため、多くの企業がデータストリーミングワークロードをクラウドへと移行を進める状況下において、これらの機能の重要性は更に高まっています。

Confluentの最高製品責任者であるガネーシュ・スリニバサン(Ganesh Srinivasan)は、次のように述べています。「あらゆる企業がビジネストランスフォーメーションという競争において、クラウドコンピューティングの手軽さを活用したいと考えています。そこで注意すべきは、クラウド移行の対価としてセキュリティ、モニタリングインサイト、アップタイム保証を犠牲にしてはいけないという点です。今回の新機能は、複雑さを増すことなく基本要件を満たし、組織のクラウドによるイノベーションの加速を支援するものです」

新たなロールベースのアクセス管理(RBAC)によって規模に依存しないデータコンプライアンスとプライバシーを確保し、データプレーンレベルで粒度の高い権限設定を実現

データセキュリティは、すべての組織で重要な課題であり、特にパブリッククラウドへの移行を進める組織においては最優先事項となります。効率と安全性を両立させるには、適切な人々が適切なデータのみにアクセスできるように設定する必要があります。しかし、機密データへのアクセス権限をApache Kafkaのトピックレベルにまで詳細に制御しようとすれば、複雑なスクリプトによる手作業での権限設定が必要となり、膨大な時間とリソースが必要となります。

Confluentが昨年発表したConfluent CloudのRBACは、こういった複雑なプロセスをロールベースのアクセス管理で合理化しました。現在では、本番環境、機密情報クラスター、課金情報等の重要なリソースへのアクセス管理も、シンプルなクリック操作で実現できるようになっています。このたびの新機能により、RBACの対象をトピック、コンシューマーグループ、トランザクションID等、個別のKafkaリソースレベルにまで拡張しました。

これにより、組織における管理者、オペレーター、開発者への明確なロール(役割)と責任範囲の設定を可能にし、データと制御プレーンの両方において、各自の業務に必要な特定のデータへのアクセスのみを許可できるようになります。

NeonのシニアITエンジニアであるティアゴ・ペレイラ・デ・スーザ(Thiago Pereira de Souza)氏は、次のように述べています。「Neonでは、多数のチームがConfluent Cloudを利用していますが、それぞれのチームには役割や業務範囲の異なるメンバーがいます。つまり、同じチームの中でもニーズが多様であるため、それぞれをサポートする為に高レベルのセキュリティを必要としています。RBACは、本当に必要とする人々だけが使用または作業できるように、データへのアクセスを管理してくれます。結果、セキュリティを向上させ、障害やデータ流出の可能性も低下させることで、それらの対応業務を軽減してくれました」

Confluent Cloud Metrics APIの拡張により、データストリーミングのパフォーマンスをビジネス全体で最適化させ組織全体の可視性を高度化

ビジネスでは顧客が求める高品質なサービスを提供する一方、事業コストの最適な管理が求められるため、自社のITスタックに対する深い理解を必要とします。Confluent Cloud Metrics APIは、プラットフォーム全体の使用状況やパフォーマンスを、最も容易かつ素早く把握できる機能を既に実装しています。さらに、2つのインサイトが新たに加えられることで、サードパーティモニタリングの強化と共に、データストリーミング活用状況の可視性が一層高まります。これら新機能によって、重要なメトリックをいつでも、どこからでも確認できるようになりました。
  • 組織全体あるいは部門単位で、データストリームの活用状況の確認が容易になります。リソースがどこでどのように使用されているかを把握できることで、データストリーミングの利用を広げ、社内チャージバックを部門単位で管理したい組織にとっては、特に重要です。さらに、この機能を利用することで、リソースの過不足が生じている箇所を特定し、個人ユーザー単位でのリソースの割り当てを最適化し、コスト削減を図ることができます。
  • コンシューマーラグ・モニタリングは、ミッションクリティカルなサービスにおける顧客満足を実現するために活用できる新しい機能です。リアルタイムに得られるインサイトが、パイプラインのホットスポットを特定することで、リソースの拡張が必要な個所も容易に特定できるため、インシデント発生前に回避策を適用できます。さらに、詳細なレコードが時系列で得られるため、SLOの設定または調整時に履歴コンテキストに基づき、担当チームが情報に基づいた決定を可能にします。
  • Grafana Cloudとの重要な連携を強化することで、導入済みのモニタリングツールを利用し、Confluent Cloudの状態を詳細に可視化できるようになりました。発表済みの連携機能に今回のアップデートが加わり、組織が選択したサービスを通じて、他のテクノロジースタックと一緒にデータストリームを直接監視できるようになります。
Confluent Cloudは、Premium Source Connector for Oracle® Change Data Capture(CDC)を追加機能として実装することで、高価値システムからのデータをより多く、容易に、高いコスト効率での統合を可能にします。このフルマネージドコネクターを利用することで、Oracleデータベースで発生した重要な変更内容を確認できるだけでなく、業務負荷を追加することなく、Confluentが提供する最高のクラウドネイティブなKafkaサービスでリアルタイムに確認することが可能になります。

Apache Kafka®に対しアップタイムSLA 99.99%を達成させることで
クラウドでも機密性の高いデータストリーミングワークロード処理を包括的に実行


ビジネスにおいてクリティカルなワークロードのオープンソースシステムに依存する場合の最大の懸念として信頼性があります。デジタルファーストの世界で事業を展開する企業にとって、システムダウンはあってはならないことです。財務と事業の両面に悪影響を生じさせるだけでなく、ブランドイメージにも長期的なダメージを与える可能性があります。Confluentの契約プラン「Standard」と「Dedicated」のいずれも、フルマネージド・マルチゾーンクラスターに対して99.99%のアップタイムSLAを確約しています。インフラを提供するだけでなく、Kafkaパフォーマンス、重要バグの修正、セキュリティ対策更新などもカバーする包括的SLAにより、機密性の高いミッションクリティカルなデータストリーミングワークロードも、クラウド上で安心して実行できます。

エンジニアリングチームや開発者にとって、インフラの信頼性のほかにも、ストリーミングの活用がもたらす新たなプログラミング概念と、そこで生まれる各種ユースケースについて知ることも関心のひとつです。Confluentでは、新しい知識の活用を加速させるため、ストリーミング活用のユースケースレシピを提供しています。そこには、実際のユースケースをもとに、エキスパートが検証した25種類以上の実用的ユースケースが用意されています。Confluent Cloudからクリック操作だけで利用を開始できるため、ストリーミング活用を速やかに開始できます。

ACERTUSのデータ兼統合サービス担当バイスプレジデントであるジェフリー・ジェニングス(Jeffrey Jennings)氏は、次のように述べています。「ksqlDBのシンプルで直観的なSQL構文のおかげで、ストリーミング活用の開始は簡単でした。Confluentによってデータへのアクセスや加工が簡単になり、リアルタイム更新が容易になりました。サイロ化したダウンストリームのシステムやアプリケーション間の処理に待たされることもなく、実効性のあるインサイトをタイムリーで安定的というだけでなく、良いコスト効率でチームや関連部署との共有も可能になりました。特に、ストリーミング活用のユースケースレシピには、そのまま利用できるコード例も含まれているため、私たちのビジネスでも進めようとしていたリアルタイムイニシアティブの立ち上げもスムーズでした」

2022年第2四半期製品発表の関連情報(英語)
5月11日(水)午前2:00(日本時間)に開催予定のウェビナー https://cnfl.io/confluent-Q2-22-launch-webinar (英語)へのご登録、あるいはこちらのブログhttps://cnfl.io/announcing-the-confluent-Q2-22-launch (英語)をご覧ください。

関連情報
Confluentについて
Confluent(コンフルーエント)は、Data in Motion(動き続けるデータ)の処理に特化した新しいデータインフラストラクチャーのパイオニアです。クラウドネイティブなプラットフォームであるConfluentは、複数ソースからのリアルタイムデータを組織全体への継続的な提供と処理を実現するインテリジェントなソリューションです。このプラットフォームを活用することで、リッチなデジタルフロントエンドの顧客体験を提供すると同時に、洗練されたリアルタイムのソフトウェアドリブンのバックエンド運用を実現するといった新たなビジネス要件への対応を可能にします。詳細については、https://www.confluent.io/ja-jp/ をご確認下さい。

上記の内容は、当社製品の一般的な方向性について述べたものであり、具体的な素材、コード、または機能の提供を約束するものではありません。説明されている機能の開発、リリース、時期、価格は変更される場合があります。購入へのご判断は、現在提供されているサービスと機能に基づいて行ってください。

Confluentおよび関連名称は、Confluent, Inc.の商標または登録商標です。

Apache®およびApache Kafka®は、米国および/またはその他の諸国におけるApache Software Foundationの登録商標または商標です。これらの使用は、Apache Software Foundationによる承認を示唆するものではありません。その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。

本件に関するお問合わせ先
Confluent PR Office(PRAP Japan)
担当:マートライ 、西田
Confluent@prap.co.jp

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組織名
Confluent Japan
ホームページ
https://www.confluent.io/ja-jp/
代表者
勝俣 正起
上場
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