東日本電信電話株式会社北海道事業部(北海道事業部長:阿部 隆、以下「NTT東日本」)は、札幌商工会議所(会頭:岩田 圭剛)が取り組む「令和3年度SDGs経営表彰」において、ダイバーシティ部門表彰を受賞しました。
札幌商工会議所は、持続可能な開発目標(以下「SDGs」)の達成に向けて積極的に取り組む地域の企業を表彰しています。この表彰は、受賞企業の取り組みを模範事例として地域社会や経済界に発信し、SDGsの普及・促進に繋げるとともに、企業のSDGs達成に向けた取り組みを応援しています。この度、NTT東日本の取り組みが評価・表彰されました。
1.NTT東日本のSDGsの取り組みについて
NTT東日本は、事業活動を通じた社会的課題の解決に取り組んでおり、人と社会と地球がつながる安心・安全で持続可能な社会の実現を全社挙げて取り組んでおります。
安心・安全なコミュニケーション
■災害対策への取り組み
私たちNTT東日本は、予期せぬ大規模な災害に備え、「通信ネットワークの信頼性向上」、「重要通信の確保」、「サービスの早期復旧」を災害対策の基本方針として、さまざまな対策に取り組んでいます。
●通信ネットワークの信頼性向上
地震・火災・風水害等に強い設備作り、通信伝送路の複数ルート化や24時間365日のネットワーク監視及び制御等を行い、災害等の不測の事態が発生しても通信サービスが途絶えないように備えています。
●重要通信の確保
災害時に全国から被災地に集中する電話を制御し、110番・119番等の緊急通信や重要通信を守るとともに、避難所には市区町村と連携して無料の公衆電話(特設公衆電話)を設置し通信を確保します。
また、家族や友人などで安否を確認するために、災害用伝言ダイヤル(171)及び災害用伝言板(web171)を迅速に提供します。
●サービスの早期復旧
災害により設備が被災した時には、災害対策機器等の活用や全国からの復旧用資機材の調達、復旧要員の確保により、サービスの早期回復に努めます。
人と社会のコミュニケーション
■スマートイノベーションラボ 札幌を活用した国立大学法人北海道大学との連携について
NTT東日本は、AIやIoT技術の社会実装に向けた実証実験環境であるスマートイノベーションラボ 札幌を札幌市内に開設しています。スマートイノベーションラボ 札幌は、AIの学習モデル作成に特化した専用サーバを配備し、AI学習に必要なデータの高速処理が可能です。
AI学習・推論に本環境を活用することで、研究促進および技術の実用化につなぐことをめざし、2020年4月よりAI映像解析技術を活用した動物の行動解析や手話の自動翻訳の研究を進める北海道大学との共同実験を開始しました。
NTT東日本は、本実験をとおしてAIの認識率の向上および実用化に向けた効果や課題の抽出を図るとともにネットワークを活用し、多くの方にご利用いただけるサービスを実現することで地域課題の解決に貢献していきます。
人と地球のコミュニケーション
チームNTTのコミュニケーション
■はまなすの丘公園の環境保全活動
石狩市の石狩川河口(石狩灯台)付近(通称:はまなすの丘)において、増殖している外来植物や内陸性植物の干し起こしや刈り取りによる除去活動と周辺のゴミ拾いを行い景観を守る活動を実施しています。
本取り組みは2012年から毎年1~2回、50~60名程度が参加して実施しているものです。
昨年からは新型コロナウィルスによる影響で一斉に集合して実施する活動を休止しておりますが、個々人が好きな時間に実施できる新たな環境保全活動として、観察対象植物等の写真撮影を行い、自然環境データベースとして登録する活動にチャレンジしています。