江戸時代の歌舞伎には、台帳などの幕内資料や、芝居番付などの劇場側が作成した出版物、その他、役者絵をはじめとした、歌舞伎周辺のさまざまな出版物が残されている。歌舞伎は舞台の上の芸能であるが、映像のない江戸時代については、当然ながら、これらの資料や出版物を通してのみ、当時の舞台の評判や役者の人気を伺い知ることができる。本シンポジウムでは、歌舞伎周辺の、特に絵入りの出版物に注目する。これらは、歌舞伎の芝居や興行、役者についての情報を伝えるのみならず、それ自体が美しい印刷物でもある。東西それぞれの芝居と相互交流、歌舞伎・文学との交流の様相を、絵を通して考える。皆さまのご参加をお待ちしています。
【青山学院大学日本文学会主催 国際シンポジウム「歌舞伎の東西―絵と文化―」開催(オンライン)】
日時:2022年3月19日(土)16:00〜18:00
参加方法:オンライン会議システムZoomを使用。
*事前に、以下大学ウェブサイトの「参加申込ページ」より、2022年3月18日(金)23:59までに、お申込みください。
https://www.aoyama.ac.jp/post05/2021/event_20220207_02
*参加費無料、皆さまのご参加をお待ちしています。
プログラム:
<講演>
「摺物に見る上方芸能人の活動」
アンドリュー・ガーストル ロンドン大学東洋アフリカ研究学院名誉教授
「役者と贔屓」
倉橋正恵 立命館大学衣笠総合研究機構客員協力研究員
「黄表紙と役者絵」
神楽岡幼子 愛媛大学教授
「馬琴作品の歌舞伎化と上方・江戸」
大屋多詠子 青山学院大学教授
<全体討議・質疑応答>
コメンテーター:
佐藤かつら 青山学院大学教授
韓京子 青山学院大学准教授
▼シンポジウムに関する問い合わせ先
青山学院大学 日本文学会事務局
E-mail: jpn@cl.aoyama.ac.jp
▼取材に関する問い合わせ先
青山学院大学 政策・企画部 大学広報課
TEL: 03-3409-8159
URL:
https://www.aoyama.ac.jp/companies/interview.html
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/