センコー株式会社(本社:大阪市北区、社長:福田 泰久、以下「センコー」)は、1月26日に大型車2台分の貨物を、1名のドライバーで輸送できる「ダブル連結トラック」の出発式を、フジテック株式会社の東京フィット(東京都大田区)で行いました。
テープカットの様子
(左から、センコー 取締役常務執行役員 河合 利広、フジテック 執行役員 物流本部長 中山 忠久様、センコー
取締役専務執行役員 大越 昇、旭化成ホームズ 施工本部 物流部長 橋 徹様、センコー 執行役員 河野 誠司)
ダブル連結トラック
トラックドライバーの高齢化により深刻化が増す人手不足、2024年には法改正によりドライバーの時間外労働時間が1日当たり1時間短縮され、現在の長距離輸送方法では目的地への円滑な配送が難しく、経済活動のボトルネックになりかねないと言われています。
その対応策として、センコーは2021年3月にプレスリリースした「物流バス」サービスメニューの1つとして、長距離輸送において1人のドライバーが大型トラック2台分の荷物を輸送できる「ダブル連結トラック」の運行を開始。大型車2台分を別々に集荷し、2台を連結してセンコーの拠点を出発したダブル連結トラックは、高速道路の長距離区間をドライバー1人が輸送、途中のダブル連結トラックドッキングステーションでドライバーが交代、再び切り離し地点まで1人で輸送し、ドリー式(※)と言われる方法で大型トラック、セミトレーラーの2台に分け、同時にそれぞれの配送先に向かうことで、ドライバーの拘束時間とCo2排出量のダブル削減に貢献します。
今回、旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川畑 文俊)、フジテック株式会社(本社:滋賀県彦根市、社長:内山 高一)にご協力いただき、ダブル連結トラックで2社の貨物輸送を開始。ダブル連結トラックを途中で切り離し、別々のお客様の納品先まで同時に配送するのは、国内初の取り組みとなります。
センコーは、今後もダブル連結トラックの拡大を通じ、次世代の長距離幹線輸送を構築していく考えです。
※ドリー式:連結装置(ドリー)によりトレーラーと連結・脱着すること。このダブル連結トラックは、10トン車の後方に付けたドリーでセミトレーラーを連結しています。