3.『咳音検知技術』システムを導入した場合に想定される養豚生産者のメリット
以下の通り飼育豚の健康維持が可能になり、結果として、少ない損失で継続的に健康で美味しい豚肉の生産・提供が可能となります。
・豚の健康状態の把握:システムが豚の咳の状況を絶え間なくリアルタイムにモニタリングすることで、
状況の変化を適時お知らせし、可視化いたします。
・豚舎環境の適正管理:システムが豚舎の温度・湿度をリアルタイムにモニタリングすることで、飼養環
境の変化について適時お知らせし、可視化いたします。
・管理獣医師との早期連携:飼養豚の咳の状況や飼養環境に変化が生じた場合に、対象となる豚群を特定
し、管理獣医師との早期連携・相談が可能となるよう、お手伝いいたします。
・作業の効率化:農場の情報を同時に複数人でかつ遠隔でも確認可能となることで作業の省力化をお手伝
いいたします。
4.実施期間
2021年11月1日から2022年10月末まで(予定)
5.実施場所
有限会社臼井農産・豚舎 (神奈川県厚木市飯山3575)
6.各社の役割
◆ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン
「SoundTalks
TM」の技術提供、咳音検知機器設置、システム運用・検証
◆臼井農産
実証フィールドの提供、飼養豚の体調情報提供、生産者目線でのニーズ・活用シーン情報提供
<管理獣医師>
飼養豚の定期的な健康状況確認、咳音アラート確認、獣医師目線でのニーズ提供 等
◆NTT東日本
通信機器の設置・管理、実証実験の遂行における総合的な支援
7.今後の予定
本取り組みにて集積したデータを活用し、臼井農産は最高品質の豚肉の提供を目指していくとともに、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンとNTT東日本は、養豚業へのIoT、ICTサービス導入のサポートを実施していくほか、各種連携等により養豚業の発展に向けた新たな仕組みづくりを検討していきます。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスについて
動物と人の命は、深く、また、複雑につながっており、動物が健康であれば、人間も健康でいられると信じています。世界中で9,700人の社員がイノベーションを通じて価値を提供し、動物と人の健康と幸福に寄与すべく邁進しています。
私たちの活動の根幹にあるのは、動物、人、環境に対する敬意であり、私たちは、病気や痛みから動物を守るためにソリューションを開発し、サービスを提供しています。そして、顧客の方々が動物の健康をケアするのをサポートし、生命や社会を脅かす病気から地域社会を守っていきたいと願っています。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスは、動物薬市場で世界第2位のグローバルプレーヤーであり、2020年度に41億ユーロの売上高を記録し、150カ国以上でビジネスを展開しています。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスの詳細:
https://www.boehringer-ingelheim.com/animal-health/about-animal-health-business-unit
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/biahj
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、人と動物の生活を向上させる画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型の製薬企業として、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態を維持し、長期的な視点をもって邁進していきます。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、約52,000人の社員が世界130カ国以上の市場で業務を展開しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)
有限会社臼井農産について
私たちは“幸せと、笑顔になれる豚肉を”テーマに生産から販売まで一貫したプロセスに取り組み、豚肉の品質管理・向上を目指しています。
自然豊かな農場で豚がストレスなく健康に過ごせるように、衛生的で快適な環境づくりを行っています。
独自の種豚・母豚繁殖により肉質や生産性とのバランスの取れた独自の血統を持つ健康な豚を育てています。
母豚、父豚、離乳子豚から、肉豚まですべて独自設計・配合したオリジナルの飼料を与えて育てています。
最高の品質を追い求め、地域の方が自慢に思える豚肉“地豚”を創りたい、そんな想いをもって、今後も取り組んでいきます。
養豚場 臼井農産
https://www.usuinosan.jp/
NTT東日本について
NTT東日本グループはすべての事業活動を通じ、社会の持続的な発展に貢献していくことを経営の基本姿勢として、社員一人ひとりが事業活動を通じたCSR活動に取り組んでいます。
2020年7月には、CSRや環境対策、ダイバーシティ、人権啓発等の取り組みを一元的に推進する「サステナビリティ推進室」を設置し、社会からの要請に迅速に対応していくとともに、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた取り組みを強化しています。
事業活動においては、ICT(情報通信技術)を活用した付加価値の高いサービスをさまざまな分野に提供することで地域社会の課題解決に向けた取り組みを進めています。
今回の新型コロナウイルス感染症の拡大は世の中の常識や価値観を大きく変え、私たちは皆、人との接触を前提としないニューノーマルなライフスタイルへの変革を余儀なくされました。
この流れに対してNTT東日本では、自社の事業運営や働き方の変革に向けチャレンジするとともに、「デジタル」、「リモート」、「オンライン」といったサービスラインアップをさらに充実させ、新しいニーズにもお応えしていきます。
今後も、技術革新や市場の変化、さまざまな課題が顕在している世の中において、これまで通信事業で培った災害対応力の強化や、設備の強靭化に取り組むことはもちろん、地域とのつながりを大切に社会課題の解決に尽力してまいります。
NTT東日本 サスティナビリティレポート
https://www.ntt-east.co.jp/sustainability/regular/message/index.html