当社の連結子会社である富士レビオ株式会社(代表取締役社長:藤田 健、本社:東京都新宿区、以下「富士レビオ」)は、2021年10月4日より、体外診断用医薬品「ルミパルス リン酸化タウ181」(以下「本試薬」)の販売を開始しますのでお知らせします。
本試薬は、富士レビオが提供する全自動化学発光酵素免疫測定システムである「ルミパルス G1200」および「ルミパルス G600Ⅱ」で使用する専用試薬であり、脳脊髄液中の181位リン酸化タウ蛋白を測定することで、アルツハイマー型認知症および軽度認知機能障害(MCI)の診断の補助として用いられます。脳脊髄液中の181位リン酸化タウ蛋白の上昇とアルツハイマー病には関連性が確認されており、同蛋白の上昇は、神経原線維変化と認知機能の低下に関係するといわれています。
富士レビオでは、脳脊髄液中のβ-アミロイド1-42およびβ-アミロイド1-40を測定する体外診断用医薬品「ルミパルス β-アミロイド1-42」および「ルミパルス β-アミロイド1-40」を2021年9月10日に販売開始しました。今回の本試薬の販売開始により、アルツハイマー病との関連が指摘されているバイオマーカー測定の選択肢をさらに提供することで、同疾患の診療に一層貢献できるものと期待しています。
今後、当社の連結子会社である株式会社エスアールエル(代表取締役社長:東 俊一、本社:東京都新宿区)において、「ルミパルス β-アミロイド1-42」、「ルミパルス β-アミロイド1-40」および本試薬を用いた臨床検査の受託を開始する予定です。
以上
【製品概要】
一般的名称 リン酸化タウ蛋白キット(83014000)
製品名 ルミパルス リン酸化タウ181
(製造販売認証番号303AAEZX00053000)
対象市場 日本
製造販売元 富士レビオ株式会社
【参考:製品情報 】