SASのリアルタイムCDP機能でCookie規制後のマーケティングをナビゲート

SAS®を活用することで、従来のカスタマーデータ・プラットフォームをよりパーソナライズし、自社データの価値を高めることが可能に

2020年の急速なデジタルトランスフォーメーションにより、ハイブリッドな顧客エンゲージメントモデルが生まれ、企業は、優れたカスタマー・エクスペリエンス(CX)を形成、管理、提供する方法を変化させています。サードパーティCookieが失われると、マーケターは、自分たちが持っているデータ、つまりファーストパーティデータを重視せざるを得なくなります。SAS独自のリアルタイムカスタマーデータ・プラットフォーム(CDP)機能は、企業がこれらの課題に対応する上で役立ちます。ファーストパーティデータ(*1)から真のインテリジェンスを導き出し、顧客の期待に応えるために必要なスピードと俊敏性で行動できるようにします。

IDCのマーケティングおよびセールステクノロジー担当リサーチディレクターであるゲリー・マレー(Gerry Murray)氏は次のように述べています。「顧客がマーケティングチャネルと部門間のやり取りを次々と変える中、データインフラストラクチャがそれに対応できるほど高速かつ柔軟でなければ、エンドツーエンドのカスタマー・エクスペリエンスは提供できません。顧客データをリアルタイムに集約、分析、アクティブ化するには、エンタープライズエコシステムが必要です。SASは、3つすべての分野で強力な機能を提供しており、ビジネス全体でデータ主導のイノベーションを実現できます。」

Futurum ResearchがSASの委託を受けて実施した調査、「Experience 2030:Pulse Report」によると、企業の73%は、CXの未来はリアルタイムのデータ収集と分析にあると考えています。Futurum Researchでは、これを「スピードのニーズ」と呼んでいます。このスピードとは、消費者のオンライン上での行動の検出するスピード、行動を分析するスピード、インテリジェントに反応するまでのスピードです。SAS CDPは、企業がファーストパーティデータをリアルタイムに収集、分析、アクティブ化し、顧客対応システムにインサイトを即座に組み込み、コンシューマーエンゲージメントとビジネスモデルの中に価値を創出できるようにします。

SASのCDP担当プリンシパルプロダクトマーケターであるリサ・ロフティス(Lisa Loftis)は次のように述べています「従来型のCDPは、マーケターツールキットのギャップを埋めてきました。複数のソースからデータを取り込み、顧客のIDを管理し、顧客セグメントを作成し、マーケティングテクノロジーを組み合わせた基盤(Marketing Technology Stack/ Martech Stack)にデータとインサイトを提供しています。しかし、顧客エンゲージメントが常に進化し、期待に応え続けるためにマーケターが変化を求められる今日の世界では、これでは不十分です。サードパーティCookieが提供していたデータがなくなることで、これらのリアルタイムCDP機能の重要性がさらに高まります。Googleは、サードパーティCookieを段階的に廃止する計画を2023年まで延期しましたが、いずれはなくなってしまうからです。そして、それに対応するための計画が早いほど、企業には有利になります。」

Cookie制限に対応するカスタマー・インテリジェンスの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.sas.com/content/sascom/en_us/offers/21q2/customer-intelligence-without-cookies.html

企業は、従来型のCDPを超えて、リアルタイムの顧客データをシームレスに収集、強化、拡張、アクティブ化するために、すでにSASを利用しています。SASは、「リアルタイムインタラクションの管理」、「デジタルデシジョンの促進」、「優れたリアルタイムアナリティクスの提供」などの多様な分野で、ユーザー企業やアナリストから常に高い評価を獲得しています。最近では、「2021 Gartner Magic Quadrant for Multichannel Marketing Hubs(マルチチャネルマーケティングハブのマジッククアドラント)」と「The Forrester Wave™:Real-Time Interaction Management, Q4 2020(リアルタイムインタラクション管理)」でリーダーに選出されました。

SASのCDP機能は、ほかとどのように違うのでしょう。
  • データの取り込みとID管理:SASには、オープンでクラウドベース、顧客中心のデータハブに供給するための広範なデータ収集テクノロジーがあります。これは、デジタルチャネル、オフラインチャネル、サードパーティプロパティにまたがる360度の顧客ビューを収集するためのエンタープライズスケールのソリューションです。集約された情報のみを提供する多くのWebデータ収集アプリケーションとは異なり、SASは、ユーザー行動(ページ、スクリーン、現場でのインタラクション)に関する顧客レベルの詳細なコンテキスト情報を提供し、イベントの取り込みと送信をリアルタイムに行い、オンライン情報とオフライン情報を単一の統合プロファイルにまとめることができます。このプロファイルは、ユーザー行動の変化に応じて動的かつリアルタイムに更新できます。顧客に関するこのようなリアルタイムビューにより、マーケターは、デジタルアクティビティをピンポイントで特定し、コンテキストに応じて最適化されたオファーを即座に提供することができます。
  • セグメント化とデータプロビジョニング:SASは、多くのCDPに見られるシンプルなセグメント化機能を超えて、高度なモデル、クラスタリング、キャンペーンターゲティングを提供します。Do it for me(DIFM型)オプションも、ガイド付きのアナリティクスとセグメント検出をマーケターに提供します。マーケターは、データサイエンティストである必要はありません。セグメントは、リアルタイムのデジタルアクティビティとアルゴリズムによって動的に更新できます。マルチタッチアトリビューションにより、マーケターは、すべてのコンタクトポイントの間で顧客がどのように移動するかを把握できるため、顧客データとインサイトを使ってオムニチャネルのカスタマージャーニーを形成できます。予測モデル、予測、目標探索ルーティン、ガイド付きアナリティクス、カスタマージャーニー・アナリティクス、マーケティングを超えた意思決定が、SAS CDPのAIおよび意思決定機能を支えています。
  • ストリーミングデータと独自のハイブリッドデータアーキテクチャ:デジタルプロパティとオンプレミスアプリケーションの間の双方向インタラクションをリアルタイムに提供するSASのストリーミングデータプラットフォームがあれば、機会を逃すことはありません。これにより、Web上で何かが起こり、CDPがそれを発見するのに数時間から数日かかるというデジタルラグタイムが解消されます。これは、顧客のIDとセグメントのリアルタイムの動的更新にも利用されます。ハイブリッドデータアーキテクチャにより、マーケターはデータを自分の好きな場所で維持し、オンラインとオフラインのデータを結合できるようになると同時に、個人を特定できる情報(PII)データがクラウドに保存されないため、厳格なデジタル後見人を提供することができます。

SASのカスタマー・インテリジェンスの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.sas.com/ja_jp/solutions/customer-intelligence.html

(*1) ファーストパーティデータ:企業が自社の顧客やWebサイト訪問者に関して収集した情報のこと

*2021年7月26日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2021/july/navigate-cookie-less-world-with-sas-real-time-cdp-capabilities.html
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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