清泉女子大学地球市民学科は「地球市民と人的資源」(指導教員:安斎徹教授)の授業内で、アクセンチュア株式会社と連携した「グループ・プロジェクト」を実施した。学生らは5月から6月にかけての1か月間、「インクルージョン&ダイバーシティ」に関して個人や企業が取るべきアクションを提言するという課題に挑戦。6月28日の提言発表会ではさまざまなテーマでプレゼンテーションを行い、優秀な発表をしたグループが同社からの表彰を受けた。両者は今後も連携を続けていく予定。
世界最大級のコンサルティング会社であるアクセンチュア株式会社では、全ての人にとって平等な環境づくりが重要と考えており、「インクルージョン&ダイバーシティ」を経営戦略と位置づけ、ジェンダー、障がい者、LGBTQ、クロスカルチャーの領域でさまざまな施策に取り組んでいる。その先端的な取り組みは、『日経WOMAN』(発行:日経BP)と日本経済新聞社グループの「日経ウーマノミクス・プロジェクト」による調査2021年版「女性が活躍する会社BEST100」で総合1位となるなど、高い評価を得ている。
地球市民学科の「社会で活躍できる課題解決型人材を育成する」という理念に同社が賛同したことをきっかけとして、両者は連携。今年度の「地球市民と人的資源」の授業で、「インクルージョン&ダイバーシティ」をテーマとする「グループ・プロジェクト」を協働で実施した。
5月17日に同社から「インクルージョン&ダイバーシティ」へ注目が高まる背景やその構成要素、同社の具体的な取り組み事例について講義を受け、その上で「インクルージョン&ダイバーシティ」に関して個人や企業が取るべきアクションを提言するという課題が出された。その後1か月間、学生は10のグループに分かれて課題の発見から解決策の考案、事例の調査、提言のとりまとめ、プレゼンテーションの準備などを行った。
6月28日には提言発表会を開催し、10グループが提言を発表。白熱したプレゼンテーションが行われた。学生らは、「ジェネレーションギャップの改善はイノベーションの宝庫」「社員の健康は企業が守る!あったら嬉しい万能保健室」「生理は女性だけの問題じゃない」「採用におけるアンコンシャスバイアス」「寄り添おう社会~シングルマザーのリアルな声~」「子育て中の女性の社会復帰」など多岐にわたる内容について発表。その中から最優秀賞、優秀賞、学生賞が選出された。
同社のマネジング・ディレクター篠原彰氏は学生の提言について「興味深い提言に啓発された。提言を社会の中でどう実現していくか、一人一人が何をできるのか、より良い社会を如何にして作っていくか、を考えて続けて欲しい」と講評を述べた。
◆参加した学生の感想
・難しいテーマであったが、これから自分が関わっていく社会について考え提言できたのは良い機会であった
・自分の抱えていた疑問や問題視していた部分が「インクルージョン&ダイバーシティ」に繋がっていたこともあり、とても意欲的に参加できた
・学年関係なく円滑なコミュニケーションのもと作業ができ良かった
・学生なりの提言を実際の企業の方々に聞いてもらえる貴重な機会だった
・社会が多様な人々を受け入れていく際には何が必要なのかを考えるきっかけになった
・1ヶ月間先輩と話し合いながらプロジェクトを作り上げることで多くの学びがあった
・深くしっかりと提言を考えて作っていくことができとても勉強になり、グループワークとしても非常に良い経験になった
・このプロジェクトを振り返った時に、本当に楽しかったと心から言えるものになった
・今回学んだ「インクルージョン&ダイバーシティ」という考え方を今後のゼミや個人活動にも活かしていきたい
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