多摩大学などの4者連携で地域経済の活性化を目指す「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト」がスタート -- 長島剛ゼミがコンテストを企画、運営にも参加し募集したプランの実用化を目指す



多摩大学総合研究所・多摩市・稲城市・京王観光株式会社の4者が連携して地域経済の活性化を図る「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト」が、今年5月にスタートした。マイクロツーリズムとは、遠方や海外ではなく地元の人が近場で過ごすという、星野リゾートが提唱している旅のスタイルのこと。同大経営情報学部・長島剛教授のゼミは「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト」を企画提案し、その運営にも参加。ゼミ生らは自治体・観光協会と連携しながらプロデュース力を磨き、募集したプランの実用化を目指していく。




 多摩大学長島剛教授のゼミでは、コロナ禍で大きな影響を受けた多摩地域の活性化を目指し、2020年度から京王観光株式会社との意見交換会・包括連携に関する協定書調印・観光に関する発表会などを実施している。
 これらの活動を踏まえ「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト」を立ち上げ、「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト(タマリズム)」を企画提案した。これは、次世代を担う大学生等により構成されるチームを対象に、郊外住宅地が有する都市の課題を踏まえた実用可能なプランのアイデアを募集するもの。1年間をかけて、自治体・観光協会・地元事業者と連携しながら事業構築し、次年度以降の実用化を目指す。
 そのための補助金申請にもゼミ生が関わり、多摩市・稲城市・京王観光との連携で東京都市長会「多摩・島しょ広域連携活動助成金」に採択された。

 なお、同プロジェクトの推進およびコンテストの主催は、多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト実行委員会が中心となって行い、公募する側の大学等、公募した企画を採用する自治体・事業者等を協力委員会として設置している。
 すでにコンテストへのエントリーは終了し、来年2月に報告会を開催する予定となっている。

■「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト」とは
 コロナ禍の長期化によって地域経済が大きな影響を受けていることを受け、地元の魅力を再発見するなど、継続性のある地域活性化を目指して官民学連携で実施する都内初のプロジェクト。同プロジェクトでは、マイクロツーリズムを「地元や近隣を含めた広義の観光まちづくり」と定義し、活動をすすめていく。
・ULR: https://tamarism.com/

◆多摩地域マイクロツーリズムコンテスト(タマリズム)
《募集内容》
 多摩地域のマイクロツーリズムに関するものを自由に設定して作成。今年度は、郊外住宅地を有する都市における課題を踏まえ、「郊外性宅地型」の観光まちづくりをテーマとした柔軟なアイデアを募集。
※多摩市・稲城市に関わりまたは活用される可能性があるものを条件とする
《応募資格》
・大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校等の在学生で構成される2名以上の「チーム」であること。人数の上限はなし。
・1年間のコンテストに参加でき、多摩地域での活動に意欲があり、主体的・積極的に取り組めること。
《2021年度のスケジュール》
【5月8日(土)】事前説明会(オンライン)
 コンテストの目的・内容
【5月31日(月)】エントリー 多数応募あり(件数未発表)
 コンテスト参加条件:大学・大学院・専門学校等の在学生2名以上の「チーム」
【6月1日(火)~】ホームページ開設
 マイクロツーリズム基礎講座 ネット配信
【6月30日(水)】多摩地域マイクロツーリズム企画書(1)(アイデア)の提出
【8月3日(火)】マッチング会 場所:せいせきアウラホール(多摩市)
 企画の発表:多摩地域の自治体、企業との交流会を通じ、企画書(1)(アイデア)を実現性へと近づけていく
【8月27日(金)】多摩地域マイクロツーリズムコンテスト企画書(2)(アイデアに地域を定め具体化したもの)の提出
【9月3日(金)】多摩地域マイクロツーリズムコンテスト活動支援金審査会 場所:稲城市地域振興プラザ 
 面接審査:通過グループに活動支援金を支給(最高10万円)
【9月~2022年2月】チームで企画の実証実験(フィールドワーク)を実施
【2022年1月】ドラフト会議に向け事前準備のプレゼンテーション練習会を予定
【2022年2月9日(水)】多摩地域マイクロツーリズム報告会・ドラフト会議 場所:KDDIリンクフォレスト(多摩市)

※マイクロツーリズムとは
 星野リゾートが、長期化するWITHコロナにおける旅の在り方として提案した新たな旅のスタイル。遠方や海外への旅行に対し、3密を避けながら地元の人が近場で過ごすというもので、保養目的で自宅から1~2時間程の近場の旅館やホテルに行き、温泉や自然散策、料理を楽しみ、活力を取り戻す滞在旅行。安心、安全に過ごしながらも、地域の魅力を深く知るきっかけにもなり、地域経済に貢献することができる。
(出典:星野リゾート公式ホームページ「~With コロナ期の新な旅の提案、取組み実績を報告します~星野リゾートが提案する「マイクロツーリズム」より)
 https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2020/09/106281.html 

(参考)
・多摩地域マイクロツーリズムプロジェクトがスタート ~多摩市・稲城市・多摩大学総合研究所・京王観光株式会社連携事業~(多摩大学HP)
 https://www.tama.ac.jp/topics/news/2021/05/post-6871.html 


▼本件に関する問い合わせ先
多摩大学学長室
山本紀子
住所:東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1 
TEL:0423377300
メール:yamamoto@tama.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
多摩大学
ホームページ
https://www.tama.ac.jp/
代表者
寺島 実郎
上場
非上場
所在地
〒206-0022 東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1

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