酪農学園大学(北海道江別市)は今年度から約19アールの水田圃場を整備。同大附属とわの森三愛高等学校(北海道江別市)と連携して水稲栽培を行う。水田圃場の供用開始を記念して、4月27日に「もみ播き」セレモニーを実施。学校法人酪農学園の谷山弘行理事長や代表の生徒らが種もみを育苗ポットに播いた。6月上旬には育った苗を水田に植え、稲を栽培していく。
酪農学園フィールド教育研究センター(FEDREC)には酪農生産ステーション、肉畜生産ステーション、作物生産ステーションがあり、 フィールドを活用した教育研究の充実を図るためにさまざまな施設等が整備されている。
このたび、作物生産ステーションに約19アールの水田圃場を整備。同大附属とわの森三愛高等学校と連携して水稲栽培を行うこととなった。
この取り組みが高大一環教育のさらなる発展に繋がることを願い、4月27日には「もみ播き」セレモニーが行われた。
当日は、とわの森三愛高校アグリクリエイト科機農コースの西川謙教諭が司会を務め、はじめに学校法人酪農学園の谷山弘行理事長が「順調に稲が生育して秋の収穫を楽しみにしている。将来的においしいお米を消費者に届けることができるようにがんばってほしい」とあいさつ。続いて酪農学園大学の堂地修学長が「北海道は今では日本でも有数の美味しいお米の産地になっている。季節を感じて稲の生育を楽しみながら高校生と大学生とが協力してほしい」と述べた。さらに、とわの森三愛高校の西田丈夫校長は「高校生と大学生が協力するフィールドができることが夢であったため大きな喜びを感じている。大学教職コースの学生にとって米作りという実学教育は高校教員を目指すうえで必ず役立つはず」と学生・生徒を激励した。
その後、谷山理事長と堂地学長、西田校長、機農コース代表の生徒および通信制課程農食環境科学科代表の生徒がそれぞれ種もみを育苗ポットに播種し、セレモニーは終了した。
今後は、大学教職コースの学生と高校の全日制課程アグリクリエイト科機農コースおよび通信制課程農食環境科学科が連携しながら、水田を活用して教育・研究を進めていく。
なお、セレモニーで植えられた種もみは、育苗ポットで育てた後、6月上旬に水田に植える予定になっている。
●酪農学園フィールド教育研究センター(FEDREC)
https://www.rakuno.ac.jp/outline/farm.html
(参考:酪農学園大学ホームページ内関連ページ)
・作物生産ステーション水田圃場供用開始記念「もみ播き」セレモニーを実施
https://www.rakuno.ac.jp/archives/14715.html
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