『騙し絵の牙』2021年3月26日(金)全国公開にあわせて、ロケ地オフィス「RE/SP」を360度バーチャル体験できる特別ツアー公開
株式会社乃村工藝社(以下、乃村工藝社)の本社オフィス内にあるコミュニケーションスペース「RESET SPACE (以下、RE/SP)」が、崖っぷち出版社を舞台にした逆転連発エンターテインメント映画『騙し絵の牙』のロケ地として使用されました。出版業界のクリエイションを空間でも表現されたい本映画の吉田大八監督と、空間を通してエンターテインメントを支援したい当社、2つの想いが一致し、主要キャストのトークイベントや打合せシーンで「RE/SP」の登場が実現しました。
今回、映画の公開にあわせ「RE/SP」をウオークスルーし、空間の見どころや撮影場所で場面写真を見ることができる360度バーチャルツアーを公開します。
Ⓒ2021『騙し絵の牙』製作委員会
「RE/SP」は多様な個性のコミュニケーションを通して新たな創造性を生む「働き方の実験場」として2018 年6 月に乃村工藝社本社内に開設されました。吉田監督が「RE/SP」のコンセプトに共感してくださり、デザイン、家具、人々の過ごし方や場の使い方含めて、空間が持つ雰囲気もそのまま映画に活かされています。
また4月には多様な働き方・多様な価値観を受け入れ、健康・実験・ブランドをコンセプトに乃村工藝社グループの未来の働き方を創るワークプレイスを発表予定です。
乃村工藝社は今後もクリエイティビティを発揮し、エンターテインメントの活性化と、働きがいや企業価値向上につながるワークプレイス空間づくりなどを通して、新たな社会的価値を創出していきます。
「RESET SPACE (RE/SP)」3Dバーチャルツアー
https://my.matterport.com/show/?m=4kqkjkX7BJB
クリエイターズインタビュー
吉田 大八監督(写真左)
『騙し絵の牙』監督・脚本
乃村工藝社とのお付き合いは「美しい星」で未来感のある空間として本社エントランスなどで撮影させていただいたことがはじまりです。『騙し絵の牙』では当初、登場人物が打合せに使う設定のカフェを探して「RE/SP」を下見しましたが、実際に「RE/SP」で過ごす社員の皆さんを見たり、ゾーニングやデザインに込められたコンセプトを聞いて、クリエイターが集まり多様な使い方ができるワークプレイスという設定で行こうと考え、イベント会場のシーンも一緒に撮影するというプランに発展しました。
映画では、リアリティに裏付けされた説得力が空間の細部にまで宿っているかどうかも、演じる俳優や観客の没入感に影響を与えます。「RE/SP」は乃村工藝社の社員の方々が毎日使い、日々沢山のクリエイションが生まれているからこそ、すでに血が通った空間になっているという印象を受けました。撮影では、過剰な装飾は抑え、空間がもつ自然な雰囲気をそのまま活かせたと思います。今回は、前作よりも深いコラボレーションができたので、また次回はさらに一歩踏み込んでご一緒できたらいいですね。ありがとうございました。
山野辺 学(写真右)
株式会社乃村工藝社 クリエイティブ本部 「RE/SP」担当デザイナー
以前からファンだった吉田大八監督の映画に、自分がデザインした空間を使っていただけるとは思ってもいませんでした。建築やインテリア以外だったら映画関連の仕事がしたいと思うほど昔から映画に興味があったので、今回、撮影現場に立ち会うことができたことはとても幸せで勉強にもなりました。
吉田監督作品の好きなところは、観客に考える余地と様々な解釈ができる余白を残してくれるところです。本映画も何度も見たくなるような様々なしかけが散りばめられています。「RE/SP」も、敢えて無駄や遊び心を贅沢に取り入れる、サステナブル素材を活用するなど、社員が自由に考え多様なアクションにつながるよう余白を意識しデザインしました。「RE/SP」の空気感が本映画を構成する一部になり、観客の皆さまを愉しい気持ちにすることができれば幸いです。そして、監督は音楽も大事にされていると伺いました。空間も五感を刺激するものなので、次はぜひ「映画と音楽と空間」をテーマに監督とお話しができればと思います。
プロフィール
吉田 大八:CMディレクターとして国内外の広告賞を受賞する。「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(2007年)で長編映画監督デビュー。「桐島、部活やめるってよ」(2012年)で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞受賞。「紙の月」(2014年)で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞受賞。
山野辺 学:空間を使う人にとって「居心地の良い空間とは何か」を常に心がけてデザインしている。商業系の物販店舗の設計をはじめ、近年はワークプレイスのプロジェクトを多く手掛ける。「RESET SPACE(RE/SP)」で「BAMBOO AWARD 2019」ゴールド受賞、ボッシュ 渋谷本社オフィス 10F 「The NEST」(2019年)で「第32回日経ニューオフィス賞」ニューオフィス推進賞受賞。
『騙し絵の牙』について
本映画は、ミステリー小説「罪の声」の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公にあてがきし、2018年本屋大賞にランクインするなど、話題・評判ともに世間の注目を集めた、前代未聞のベストセラー小説「騙し絵の牙」(角川文庫/KADOKAWA刊)が原作です。軽妙でコミカルな会話劇、組織とのスリリングな攻防、崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる、仁義なき騙し合いバトル。廃刊の危機に瀕した雑誌編集長・速水の仕掛ける大逆転の奇策とはー? 大泉洋主演×日本アカデミー賞監督・吉田大八×オールスターキャスト、そして実力派クリエイターが贈る、誰もが楽しめる本格エンターテイメント作品です。
監督: 吉田大八
脚本: 楠野一郎 吉田大八
原作: 塩田武士『騙し絵の牙』(角川文庫/KADOKAWA刊)
出演: 大泉洋 松岡茉優
宮沢氷魚 池田エライザ / 斎藤工 中村倫也
佐野史郎 リリー・フランキー 塚本晋也 / 國村隼
木村佳乃 小林聡美 佐藤浩市
配給: 松竹
公開: 2021年3月26日(金)全国公開
公式サイト:
https://movies.shochiku.co.jp/damashienokiba/
公式Twitter: @damashienokiba
公式Instagram: @damashienokiba
コピーライト: Ⓒ2021『騙し絵の牙』製作委員会
乃村工藝社について
株式会社乃村工藝社
https://www.nomurakougei.co.jp/
1892年の創業以来、商業施設、ホテル、ワークプレイス、博覧会、博物館などのさまざまな空間の総合プロデュース企業として、全国9拠点を展開し、プランナー、デザイナー、プロダクトディレクターなどの専門職が総計1,000名以上在籍しています。創業から120年以上にわたり培ってきた総合力とデジタルテクノロジーを活かし、地域活性化をはじめ社会課題の解決につながる空間価値の提供で人びとに「歓びと感動」をお届けしています。
「RESET SPACE (RE/SP)」
https://www.nomurakougei.co.jp/tokyo2020/partner-activation/tsunagaling/activityreport_restspace.html
コンセプト:SHARE&RESET
ミッション:社員の活力を取り戻し、社会に「歓びと感動」を提供しつづけるための「働き方の実験場」の創造
「RESET SPACE(RE/SP)」は新たな創造性を生み、常に変化・成長し続ける「働き方の実験場」として2018 年6 月に乃村工藝社本社内(東京都・お台場)に開設されました。社員自らが企画からデザイン・設計、制作・施工、運営までを実施し、600m2の空間に「体を動かす」「会話する」「くつろぐ」「集中する」「飲食する」という5 つの異なるコンセプトを持ったゾーニングで構成されています。社員一人ひとりがココロとカラダをリセットし活力を取り戻すとともに、多様な個性を持つ社員同士のコミュニケーションや、外部企業との実証実験などを通して、つながりを深め互いの能力を発揮しあい新たな価値創造につなげています。また、職場環境におけるワークワイフバランスや、社員の誇りの醸成、会社に来ることが楽しくなるなどのモチベーションアップ、対外的な発信への活用など、多様な機能も果たしています。