11月14日は世界糖尿病デー 腎臓病に関するお役立ち情報サイト「腎臓病なんでもサイト」

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腎臓病と関わりの深い糖尿病、全世界の糖尿病人口は2011年で3億6600万人。腎症には、早期診断が非常に重要です。

■「世界の糖尿病事情 / 11月14日は世界糖尿病デー」
http://www.kidneydirections.ne.jp/kidney_news/111001.html

腎臓病と糖尿病は深い関係があることはご存じでしょうか?
糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害は、糖尿病の三大合併症といわれています。
糖尿病による腎臓障害は、糖尿病の増加とともに近年、急激に増え始め、現在は糖尿病の患者さんの死亡原因の約15%を占めるまでになっています。治療の開始時期が遅れると腎症は進行が早いので、腎症の早期発見・診断は非常に重要です。

毎年11月14日は 、全世界での糖尿病抑制に向け、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が定めた“世界糖尿病デー(World Diabetes Day)”となっています。
現在、世界の糖尿病事情はどうなっているのでしょうか。
世界中で糖尿病を抱えている人は、2011年に3億6600万人にのぼり、1年に460万人もの方々が、糖尿病の引き起こす合併症などが原因で亡くなっています(※)。その上、世界が糖尿病対策のために支払っている医療費は、実に4650億USドルに達し(1ドル=75円レートで約35兆円!)ています。
2007年時点での世界の糖尿病人口は「2億4600万人」で「世界の成人人口の5~6%」。「年間380万人以上が糖尿病の引き起こす合併症で死亡」し、「10秒に1人が命を奪われている計算」と、世界糖尿病デーの日本のホームページにはあります。
これに上のIDFが発表した数字をあてはめてみると、「2011年現在で世界の糖尿病人口は3億6600万人で世界人口の5.2%、年間460万人が糖尿病の引き起こす合併症で死亡し、7秒に1人が命を奪われている計算」になります。
比べてみると、糖尿病はたった4年間で、世界的に大変な勢いで増えていることがわかります。
これは世界人口の急速な伸びと、発展途上国の急速な発展と食糧事情の変化に原因があると考えられます。

糖尿病の自覚症状には、全身がだるい、喉が渇く、尿量が増える、食欲が旺盛になる、食事はとれているのに体重が減る、などがあります。初期には症状がほとんどないため、せっかく検診などで発見されても、治療せずに放置すると、徐々に進行し、発病から10年ぐらいの間に糖尿病性腎症を発症する患者さんが多いといわれています。糖尿病のコントロールが悪く、高血糖が続くと腎症の進行は早くなります。
11月14日の世界糖尿病デーにあたり、あらためて糖尿病と腎臓病について考えてみていただきたいものです。

(※)国際糖尿病連合 第47回欧州糖尿病学会(European Association for the Study of Diabetes)発表の「糖尿病アトラス」新版による

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