【2021年1月19日広州発】中国の大手テクノロジー企業テンセント(本社:中国深セン、CEO馬化騰(ポニー・マー)、以下テンセント)は、コミュニケーションプラットフォームである「ウィーチャット」上で活用できるミニプログラムをはじめとする主力サービスを通じ、多くの一般ユーザーならびに法人ユーザーにおける魅力を高めながら、本エコシステムを継続拡大させることを発表しました。ウィーチャットは本発表をおこなった今年の「Weixin Open Class PRO 2021」でリリースから10周年を迎えました。
新型コロナウイルス感染症への感染予防対策として初めてライブ配信開催された年次イベント「Weixin Open Class PRO 2021」は、事業パートナーおよび開発者を対象として、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速が、短期的な景気回復だけでなく、加盟店・企業の長期的な事業戦略の競争力にどのように貢献しているかを題材として講演を行いました。業界のデジタルアップグレードをサポートすることに加え、オープンかつ革新的で安全なエコシステムの構築を進めるテンセントは、「デジタルアシスタント」としての優れた実績を築き上げています。テンセントの主力製品の1つであるウィーチャットは、世界中の企業が中国の消費者へのアクセスを可能にするスマートなライフスタイルエコシステムです。
ウィーチャットミニプログラム(Weixin Mini Programs)は、一般ユーザーが本体のサービスから各企業サービスにそのままアクセスすることが可能であるため、加盟店やサービスプロバイダーに非常に大きな価値を生み出しています。本サービス開始から4年が経過した現在も、当初と変わらぬ勢いを保持し成長しています。コロナ禍においてもサービスを活用して消費者と交流できることから、ミニプログラムの1日の平均アクティブユーザー数は4億人を超え、流通取引総額(GMV:Gross Merchandise Volume)は前年比2倍以上へと飛躍しています。1ユーザー当たりのミニプログラムの利用回数は前年比25%増、平均取引額は67%増を記録しています。ウィーチャットミニプログラムを活用することで容易にデジタル事業への移行を果たしたブランド事業者や企業は、コロナ禍で自宅待機を余儀なくされている何億もの消費者への直接アクセスを実現させました。現在、本サービスは運輸、百貨店、アパレル、スポーツ用品といった多様な業界で利用が拡大し、これらの企業の成長に貢献しています。今後ミニプログラムでは、ウィーチャットチャンネルとこれまで以上にシームレス化が進み、ユーザートラフィックを相互プロモーションに活用できるようになるため、企業や消費者の双方により大きな価値を提供することが可能になります。