VRで病棟、手術場、リハ室を疑似体験
新型コロナウイルスの感染が収束しない中で、医療従事者養成施設の学⽣が苦境に⽴たされています。教育課程において重要な臨地(臨床)実習が、感染拡⼤防⽌のために4⽉以降、相次いで中⽌されたためです。
⽂部科学省などはコロナ禍を理由に、病院や介護施設などで⾏う「臨地(臨床)実習」の学内代替を認めており、国家試験の資格取得や就職に直接の⽀障はありません。しかし、臨地(臨床)実習が中⽌になったことで、多くの学⽣たちが未来の医療従事者としてのスキルに⾃信が持てなくなっています。
このような状況を考慮し、大阪大学大学院医学系研究科の菅本一臣教授は、新型コロナウイルスで困っている医療従事者養成施設の臨地(臨床)実習を救うためのプロジェクトを進められようとしています。そのプロジェクトは、病棟実習や手術場見学がコロナで制約されているのをVR(バーチャルリアリティー)でゴーグルをつけて疑似的な体験により、病棟、手術場、リハ室を体験してもらおうというもので、藍野大学の学生もこのプロジェクトのお手伝いすることになりました。
1月12日(火)には毎日放送(MBS)から、菅本教授のプロジェクト取材の一環として、コロナ禍において、学生が実際に臨地(臨床)実習で困っている状況について取材を受け、同日「ミント!」(15時49分から)でその模様が放送されました。
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