産業能率大学(東京都世田谷区)は商品の企画・ブランディングを行う授業「ブランドプロデュース」の最終報告会を12月9日(水)自由が丘キャンパスにて行います。
コロナ禍で売り上げが減少している飲食店の新たな収入源をつくることをテーマに、スーパーマーケットに流通している食料品をベースに、食品メーカーと飲食店とのコラボレーションによって付加価値を生む商品企画に取り組みました。
同授業では株式会社生産者直売のれん会の代表取締役社長である黒川 健太氏の協力のもと、ブランディングや商品開発のノウハウを修得し、新商品の企画、提案を行います。
【ブランドプロデュース最終報告会 概要】
日時:12月9日(水)13:00~15:10
会場:産業能率大学 自由が丘キャンパス
内容:1チーム15分で最終報告書およびプロモーションツールを使用し提案(計6チーム)
【テーマ設定の背景】
同テーマの背景として、コロナ禍の中、飲食店では、営業時間短縮や外出自粛などの影響で、かつてない厳しい環境が続いており、来客促進などの従来の施策とは異なる新たな取り組みが必要とされています。
1. 飲食店の課題
・店舗での売り上げとは別の収入源の確保
2. 食品メーカーの課題
・外国人観光客の減少および、国内旅行の自粛によるお土産などの観光客向け市場の壊滅
・お土産市場を失った食品メーカーによる、スーパーマーケット市場への参入が増え、競争激化による価格競争
上記の課題を打開する1つの方策として、食品メーカーと飲食店の協働による新商品を企画します。食品メーカーは価格競争を回避し利益を確保でき、飲食店は店舗での売り上げとは別にロイヤリティ収入を得ることが期待できます。
【学生の取り組み】
履修学生は家での食事が増えている状況を捉え、お好み焼きにひと手間加えることで、調理工程を家族で楽しめる商品や、定番商品でもある梅を使用した商品をリブランディングするなど様々な新商品を企画しています。
【学生コメント】 履修生 経営学部2年 矢作 赳来
私たちのグループでは、梅と味噌を掛け合わせた新商品を企画しています。商品企画の肝となるブランドコンセプトは時間をかけて、何度も練り直し、どの家庭にもある日本食の必需品にしたいという思いから「日本食の名脇役」というコンセプトを設定しました。商品を考える上で、何店舗もスーパーマーケットをフィールド調査し、競合の分析を徹底して行いました。授業で学んできたことを活かし、食品メーカー・飲食店救済の一助となる提案を行いたいです。
【株式会社生産者直売のれん会】
食を通じた地域創生のプロフェッショナル集団。「八天堂のくりーむパン」など、地方の逸品を発掘して磨き上げ、首都圏および海外での販売を支援することを主な事業としながら、全国の自治体や地域金融機関と連携し、「食を通じた地域興し」を推進している。
HP:
https://www.noren-kai.com/
【産業能率大学の学び】
同大では「ブランドプロデュース」をはじめ、様々な企業・団体と協働し現実の課題を解決するProject Based Learning(課題解決型学習)に重きを置き、理論科目で学んだ知識を組み合わせながら活用し、高いレベルで課題解決を行える理解とスキルの修得を目的とし取り組んでいます。
【産業能率大学】
ホームページ:
https://www.sanno.ac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
企画課
住所:〒158-8630 東京都世田谷区等々力6-39-15
TEL:03-3704-0731
FAX:03-3704-9766
メール:kikaku@hj.sanno.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/