移住したアーティストの視点で街の新たな魅力を旅に行く前に知れる”旅じたくの旅” “オンラインで先に出会って、いつか会いに行く”新しい旅の形
株式会社ルミネ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森本雄司)が取り組む「旅ルミネ」プロジェクトでは、日本の地域の隠れた魅力をもっと多くの方に広め、素敵な出会いをつなぐこれまでにない旅のかたち「おうち旅ルミネ」の第2回となる「おうち旅ルミネ meets 中之条」を2020年11月29日(日)に開催しました。
リアル旅に行く前のリモートによる「旅じたくの旅」として、現地に移り住み、その土地に根差しながらクリエイションする3組のアーティストのガイドによってアーティストならではの視点で切り取った新しい魅力を感じていただき、旅先に行く前に中之条のお気に入りの場所を見つけ、魅力的な人々と出会うことで、実際に訪れてみたくなるきっかけとなることを目的としています。
今年は新型コロナウイルスの影響で旅の形が大きく変わり、以前に比べ気軽に日本各地を旅することが難しくなっています。一度の旅行に対する価値は上がり、観光地の安全や魅力を事前に調べてから旅をしたいと考える人が増えているのではないでしょうか。
そんな状況において、旅ルミネでは「地域に暮らす人たちと関係値を結ぶ旅=ピープルツーリズム」を提唱し、旅に行く前にリモートで地元の方や素敵な場所に出会える「旅じたくの旅」を提案することで、皆さまにリアルな旅をより楽しんでいただきたいと考えております。
2020年11月29日(日)に開催された本イベントには100名が参加しました。
ツアーに参加した栗原さんは「
過去に中之条を訪れたことはあったが、知らなかった中之条の人の良さや町の良さが伝わってきて本当に良かったです。」とコメントしました。
同じく参加した菅原さんは
「リモートツアーは初めてでドキドキしましたが、
オンラインとは思えない現地の魅力を感じることができました。ぜひ今回のイベントで会った人に会いに行きたい。」と語ってくださいました。
今回のツアーについて、現地から魅力を伝えてくださったアーティストの西岳拡貴さんは
「イベント当日まで本当に多くの人に助けられました。参加者の皆さまとはオンラインだからこそ出会えたと思っているので、中之条に来た時に『旅ルミネ行きました』とお声がけいただけたら嬉しいです。」
と今回の出会いをこれからもつなげていきたいと力強くを話してくださいました。
また、中之条町観光協会の原沢香司さんは本イベントに関して、
「リアルでは簡単にできることがオンラインではうまくいかないことがあり前日まで不安でいっぱいでしたが、参加者の皆さまが積極的に楽しんでくれてよかったです。
今回のイベントをきっかけに実際に中之条ビエンナーレや伊参スタジオ映画祭に来てほしいです。」
とイベントを通じていつかリアルでも来てほしい旨をコメントしました。
「おうち旅ルミネ」の企画と今後の展望について旅ルミネの担当である鈴木麻吏杏さんは「「おうち旅ルミネ」は、その土地の魅力を凝縮して体験できるリモート旅の良さを生かし、いつかのための旅じたくをするという新しい旅の試みです。
日本各地で自分らしい生き方を叶える素敵な人とお客さまをつなげ、お互いにとって新しい発見がある旅を、今後も多くの人に届けられたらと思います。」
とコメントしました。次回は3月28日(日)に第3弾となる「おうち旅ルミネ meets 最上」を開催予定です。
【体験イベントレポート】
今回2020年11月29日(日)に開催された本イベントは100名の参加者がオンライン上に集まりました。
参加者には詳細がわからないようパッキングされた中之条の名産品7品と旅のかけらが「旅じたくボックス」として事前に届けられています。
旅の中ではオンラインで中之条と中継を結び、現地で暮らす方とコミュニケーションをとることで、旅じたくボックスの中身とそこに住む人たちの人柄に触れていきました。
今回は中之条でクリエイション活動を行う3組のアーティストがガイドとなり、3つのコースに分かれて旅が進められました。
Aコースのチョコレートを愛する現代芸術家と行く「中之条を味わい尽くすクラフトフードの旅」では、
西岳拡貴さんが自身が制作する町の素材を生かしたチョコレートについての紹介や麹の魅力について発信し、
Bコースの農園に立ちながら制作を続けるアーティストと行く「中之条の大地と食を全身で感じる旅」では、
飯沢康輔さんと星野博美さんがほしいもやこんにゃく作りの様子を地元農家の人たちとともに紹介。
また、
Cコースの置き去りにされたものからアートを生み出すアートグループと行く「中之条の自然と向き合う手しごとにふれる旅」では
CLEMOMOさんが地元の石や木を使った職人を紹介し、中之条の土地ならではの魅力を参加者に伝えました。
その他にも参加者全員で地元農家の舞茸を使って地元料理屋の方と共に味噌煮込みうどんの料理体験や、CLEMOMOさんと共に2021年に開催される「中之条ビエンナーレ」で出展される作品の制作、DamaDamTalによるパフォーマンスなどが行われました。
最後には「旅じたくボックス」の中に入っているクラフトビールとりんごジュースを片手にみんなで乾杯を行いツアーを締めくくりました。
今回のイベントに対して、アーティストとしてガイドを行った飯沢康輔さんは「最初は不安でしたがイベントの準備を通じて中之条への思いが募り多くの人に魅力を伝えたいと思うようになりました。
今回をきっかけに地方に来ていただいて新たな魅力を感じていただけたら嬉しいです。
ぜひ中之条へお越しください!」、CLEMOMOさんは「とても忙しかったがたくさんの人に出会えてよかったです。
今回参加者の皆さまと一緒に作った作品を見るのがすごく楽しみです。
今度はぜひ顔を合わせて皆さまにお会いしたいです。」とコメントしました。
また、今回のイベントではJR東日本高崎支社と連携し「思い立ったが中之条」として、イベント中に東京から中之条までの旅路を中継しご案内しました。
実際に移動をした高崎運輸区の栗原助役は「今回鉄道を使って東京から中之条に向かうことで、オンライン旅ではあるものの”思い立ったら行ける距離”ということを感じていただけたらと思います。
今回のイベントを通じて鉄道で旅をするという選択肢を考えていただくきっかけになれば嬉しいです。」とコメントしました。
<イベントの様子>
【「おうち旅ルミネ」とは】
おうち旅ルミネは、オンラインで現地の人と会話をしながら旅に行き、行きたい場所や会いたい人見つける「旅じたくの旅」です。
イベント前に参加者の方々のご自宅には、現地の方の想いが詰まった「旅じたくボックス」が届き、イベント当日は画面越しに思い思いの楽しみ方で「おうち旅ルミネ」に参加いただきます。
イベントで知ったものを買うもよし、イベントで出会った人に実際会いに行くもよし。
「おうち旅ルミネ」を通じて地域に暮らす人たちと関係値を結ぶ旅、「ピープルツーリズム」を体験いただけます。
【「おうち旅ルミネ meets 中之条」コンセプト】