簡素化されたユーザー・エクスペリエンスで高スループット低遅延のワークロード向けにNVMeを最適化
日本クアンタムストレージ株式会社(東京都港区、以下、クアンタム)は、高スループット低遅延のワークロード向けにNVMeおよびHDDストレージへのデータ配置を自動化する新しいファイル・システム・プール機能を導入した、数々の受賞歴を誇る並列ファイル・システムの最新バージョンであるStorNext 7を発表しました。さらに、StorNextの最新バージョンは、デザインの見直しによりユーザー・インターフェイスがより直感的になったことで、使いやすさが大幅に向上しています。
StorNext 7ファイル・システムは、非構造化データをライフサイクル全体にわたって分類、管理、保護するクアンタムの新しい製品ポートフォリオに追加された主要製品の1つであり、特にビデオ・ワークフロー向けに、非構造化データのデータ管理/ストレージ管理サービスのリーディング・プロバイダーになるというクアンタムの戦略を前進させるものです。
<StorNextファイル・システム・プールでNVMeの使用を最適化>
ビデオやデジタル画像などの大規模な非構造化データ・セットを取り込んで処理する必要がある組織は、従来のSSDおよびHDDストレージに比べて劇的なパフォーマンス上の利点があるため、NVMeストレージに注目するようになってきています。StorNextファイル・システム環境にNVMeを実装することにより、StorNextはストリーミング・ワークロードのスループットを加速し、大規模なデータ・セットの取り込みの高速化、ビデオやその他の形式の非構造化データの処理、編集、分析の改善を実現します。また、NVMeを使用することで、HDDストレージのラックをコンパクトなNVMeストレージ・サーバーに置き換えられるため、貴重なデータセンターのスペースを解放することができます。
StorNext 7ソフトウェアで利用できるようになったStorNextファイル・システム・プールにより、管理者はファイル・システム内でNVMe、SSD、HDDのプールを定義し、それらのプール間でファイルとフォルダーを自動的に移動するポリシーを作成できます。その結果、ファイルはプール間をシームレスに移動し、全体的なコストを抑えつつパフォーマンスを向上させることが可能になります。
<受賞歴を誇るデータ管理機能を基盤に構築>
クアンタムは積極的なペースでStorNextの開発を続けています。2020年5月には、クラウド・コンテンツにアクセスしやすくするための自己記述型オブジェクトや、大規模なオブジェクト・ストアからの取得速度の向上などの機能強化を搭載したStorNext 6.4を発表しました。ファイル・システム・プール機能は、これらの機能を基盤として構築されており、より効率的なデータ管理を実現します。
<構成と管理の容易化>
StorNext 7は、メタデータのクエリ、データ移動の自動化、ファイル・システムの構成と管理を行うための新しい方法を提供する、拡張版WebサービスAPIを提供します。まったく新しいユーザー・インターフェイスにより、StorNextファイル・システムのナビゲートと管理が大幅に容易になりました。
<シンプルな容量ベースのライセンス・モデル>
StorNext 7は、お客様が重視する価値に即したソフトウェア・サービスにするため、シンプルな容量ベースのライセンス・モデルで提供されます。StorNext 7は今すぐお見積もりが可能です。提供開始は12月中旬からを予定しています。
<支持表明>
CineSys社パートナーのSteve Strong氏は次のように述べています。「StorNextは進化を続け、高速のデータの取り込みとストリーミング、データ分析、人工知能など、幅広いユースケース向けのより強力なソリューションとして成長しています。StorNext7は、ストレージ・リソースをより効率的に管理することで、コストの抑え込みに役立ちます。」
Evaluator Group社シニア・ストラテジスト、Randy Kerns氏は次のように述べています。
「データは前例のない年間成長率で増加しており、ストレージのコストを押し上げています。大量のデータから得られたインサイトに依存する新しいサービスが次々と開発されていますが、IoTとエッジのデータ・キャプチャにより、リアルタイムのデータ分析に関連して新たな課題が生まれています。クアンタムによるStorNextソフトウェア・ソリューションの改良は、このような環境がもたらす課題に対処することを目的としています。」
Quantumプライマリ・ストレージ部門ジェネラル・マネージャー、Ed Fioreは次のように述べています。
「ライフサイクル全体を通じてデータを管理およびアクセスするためのポリシーベースのアプローチは、データ収益化の第一歩です。NVMeワークロード向けにStorNext7を最適化したことで、お客様は、パフォーマンスがデータの価値に直接影響を与える可能性のあるワークフローにこの能力を活用できます。」
その他資料
クアンタムについて
クアンタムの技術とサービスは、お客様のデジタル・コンテンツのキャプチャ、作成、共有を支援し、長期にわたって保存および保護します。データ・ライフサイクルのあらゆる段階に最適なソリューションを搭載したクアンタムのプラットフォームは、高解像度ビデオ、画像、産業用IoTに、最速のパフォーマンスを提供します。これが、
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