薬学部6年生の卒業研究発表会が5月22日、オンラインによる口頭発表形式で行われました。例年は研究内容をまとめたポスターを前に、学生が説明する形式を取っていますが、新型コロナウイルス感染症により、授業と同様にオンラインでの実施となりました。直接対面できない形での発表に当初は不安の声もありましたが、いつも以上に活発な質疑が展開されるなど、充実した内容となりました。
口頭発表に挑んだのは6年生136人で、指導教員、チューター教員に加え、既に卒業研究を始めている5年生や配属先研究室を選択中の4年生も視聴しました。総勢400人がオンラインでつながる中、6年生は薬物動態学、製剤物性解析学、臨床統計学、薬理学など、それぞれの専門に応じた研究成果を披露しました。
画面に提示する資料もパワーポイントなどのソフトを用いて各自工夫して作成し、論理展開をわかりやすく説明するなど、20分の持ち時間を有効に活かした発表が相次ぎました。また、同時並行で実施されるポスター形式とは違い、研究室ごとに1人ずつ発表が行われたため、例年より多くの人が聴くことができ、教員からも下級生からも多くの質問が上がりました。
今年8月の卒業論文提出に向けて内容をブラッシュアップしていくこの時期に多くの疑問や指摘を受けることができ、6年生にとって有意義な体験となりました。また、4・5年生もプレゼンテーション技術を学ぶとともに、自らの研究テーマを絞り込むヒントを得ることができました。
キャンパスでの授業をまだ開始できず、困難な状況が続いていますが、薬学部では今回の成果を活かし、オンラインの特性も取り入れた教育の充実に力を尽くしていきます。
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