タレス・アレニア・スペース、オムニスペース社とグローバルハイブリッド通信ネットワーク構想の実現に向け衛星インフラ開発で協業

  


米国バージニア州タイソンズ 202042日)--- タレス(67%)とレオナルド(33%)の合弁会社であるタレス・アレニア・スペースは、グローバルハイブリッド通信ネットワークにおけるモバイル通信に革新をもたらしているオムニスペース社が、衛星通信を活用したIoTインフラストラクチャの初期コンポーネント開発のために、同社が選ばれたことを発表しました。このたびの協業により、3GPP(Third Generation Partnership Project:通信規格の標準化を行う国際民間プロジェクト)の規格に基づいたグローバルなハイブリッド通信ネットワークの構築を目指すオムニスペース社のビジョンが前進することになります。

タレス・アレニア・スペースは、非静止軌道(NGSO)で運用する初期段階の衛星2機の設計および製造を担当します。これらの初期衛星は、3GPPで定義された狭帯域IoT向けの無線インターフェースをサポートし、オムニスペース社のグローバルハイブリッドネットワークの開発と実装を推進させます。今回の協業は、オムニスペース社がSバンドで運用する新世代NGSO衛星コンステレーションの開発着手において、重要なマイルストーンになるものです。



オムニスペース社の社長兼CEOのラム・ヴィズワナサン(Ram Viswanathan)氏は、「タレス・アレニア・スペースはNGSO衛星コンステレーションの開発で成功した実績があり、世界初のグローバル5G非地上波ネットワーク(NTN)を提供するという当社のビジョンをサポートできる十分な能力を持っています。今回の次世代衛星インフラへの投資は、弊社の技術開発を促進させ、さらに幅広いグローバルハイブリッドネットワークの構築において、弊社が持つ独自の能力を発揮することができます」と語っています。

タレス・アレニア・スペースのCEOであるエルヴェ・デレイ(Hervé Derrey)は、「タレス・アレニア・スペースは、IoTを活用した次世代衛星ネットワークインフラの設計から、開発、展開に至るまで内製化しているオムニスペースと協業できることを嬉しく思います。当社は業界をリードする大手パートナーとして位置づけられ、衛星を活用したIoT通信における専門性が強化されることになります。この革新的なプロジェクトを、オムニスペース社とともに実現できることを楽しみにしています」と述べています。

タレス ジャパンの代表取締役社長であるシリル・デュポン(Cyrille Dupont)は、「タレス ジャパンでは、新たな先端技術に対する要件に速やかに対応し、通信の高速化に課題をお持ちのお客様に迅速なソリューションを提供していきます。IoTや5Gなどの技術が普及する中、イノベーションとそれをマネジメントすることの重要性はかつてないほど高まっています。日本市場でこれまでに培ってきた経験と長年のノウハウを活かし、今後も日本のお客様の多様なニーズに積極的に対応していきます」と意欲を示しています。


このたびの初期衛星開発は今後速やかに開始され、2021年の打ち上げを予定しています。タレス・アレニア・スペースとオムニスペース社は、業界関係各社と連携をとりながら、3GPP NTNと親和性の高いネットワーク規格を開発し、グローバル展開に向けて貢献していきます。


オムニスペースについて
オムニスペース社は、ワシントンD.C. 近郊を拠点として通信および衛星業界出身者によって設立され、21世紀の無線接続の概念を刷新しています。5G技術を活用し、非静止軌道の衛星コンステレーションと各国の大手通信会社のモバイルネットワークを組み合わせ、世界中のユーザーとIoTデバイスに対し、相互運用が可能な「ワン・ネットワーク」への接続を提供します。
詳細は https://omnispace.com/ をご覧ください。LinkedInまたはTwitterは@omnispace をフォローしてください。

タレス・アレニア・スペースについて
タレス アレニア スペースは、40年以上の経験と、他に類を見ない技術、専門知識、文化の融合により、通信、ナビゲーション、地球観測、環境管理、探査、科学、軌道インフラにおける費用対効果の高いソリューションを提供しています。同社が提供する衛星通信システムは、常時接続や位置情報の提供、地球の監視やその資源管理の強化、さらには太陽系内外の探索において、政府や民間企業からの信頼を得ています。タレス・アレニア・スペースは、宇宙を新たな地平線として捉え、地球上でより良い人々の暮らしと持続可能な社会の発展に貢献しています。タレス(67%)とレオナルド(33%)の合弁会社であるタレス・アレニア・スペースは、テレスパツィオと提携して親会社が構成するスペース アライアンスを立ち上げ、包括的なサービスを提供しています。タレス・アレニア・スペースの2019年の連結売上高は約21億5000万ユーロに達し、世界9カ国に約7,700人の従業員を擁しています。
詳細は http://www.thalesaleniaspace.com/ をご覧ください。


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