【京都産業大学】タンパク質動態研究所 講演会シリーズ「ようこそ、タンパク質の不思議な世界へ!」第3回を開催



京都産業大学は、タンパク質の動態研究を通して様々な病態解明と創薬などへの基盤技術の確立を目指し、2016年に「タンパク質動態研究所(所長:生命科学部 永田和宏教授)」を開設。本学が推進するタンパク質研究について、一般の方へ分かりやすく伝え、生命活動のおもしろさと、その不思議な世界に触れていただくことを目的とした講演会シリーズ「ようこそ、タンパク質の不思議な世界へ!」を開催した。




2月22日(土)、京都産業大学むすびわざ館にて、タンパク質動態研究所 講演会シリーズ「ようこそ、タンパク質の不思議な世界へ!(第3回)」を開催した。本講演会シリーズは、「タンパク質(分子)」、「細胞」、「個体」という3つのステージを視野に置いた内容で展開し、最終回となった今回の講演には約130人が参加した。

第1部では、タンパク質動態研究所所員で本学生命科学部の遠藤 斗志也 教授が、「ミトコンドリアって、こんなにおもしろい」と題して講演した。同教授は、ミトコンドリアを研究するようになったきっかけやヒトの健康と深く関係するミトコンドリアについて解説し、ミトコンドリアの機能が低下すると細胞の機能も低下し、その結果として体調が悪くなることやどうすれば元気なミトコンドリアを作ることができるのかなどを紹介した。

第2部では、大阪大学大学院生命機能研究科・医学系研究科の吉森 保 教授をゲストに招き、「細胞が自分を食べる:オートファジーの不思議」と題して講演いただいた。同教授は、細胞自体が細胞の中の余計なものを取り除いたり、タンパク質などのリサイクルをしたりするシステムであるオートファジーが病気の発生にも関係しており、その研究を推進することで創薬の開発に貢献することができることなどを説明された。

講演後は、遠藤教授と吉森教授に、タンパク質動態研究所所長の永田 和宏 教授を加え、鼎談を行った。研究者としてサイエンスを続ける難しさや辛さがある一方で、未知の領域に足を踏み入れる楽しみや世界初の発見をした際の喜び、役に立たないと思われていた研究内容から社会に大きく貢献できる発見が生まれることがあるなど、興味深い話を行った。参加者からは、「分かりやすい説明で、生命活動のおもしろさが伝わってきた」との感想が寄せられた。

むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学

関連リンク
ようこそ、タンパク質の不思議な世界へ!
https://www.kyoto-su.ac.jp/collaboration/ph/protein_event2019.html
京都産業大学 生命とタンパク質の世界
https://www.kyoto-su.ac.jp/protein/
京都産業大学 タンパク質動態研究所
https://www.kyoto-su.ac.jp/collaboration/ph/kikou_pr.html



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