日本製鉄株式会社(以下、「日本製鉄」)は、鋼管事業の重要な戦略パートナーであるフランスVallourec S.A.(以下、「バローレック」)との間で、バローレックが行う新株予約権の全株主均等無償割当(以下、「ライツイシュー」)による増資の引受けについて合意しましたので、お知らせいたします。
日本製鉄とバローレックは、これまで40年以上の油井管特殊継手VAM®の協業や、ブラジル・米国・アジア地域での共同拠点展開を通じて事業連携を進めてきました。2016年以降は、VAMの協業を従来の研究開発だけではなく、製品化プロセスおよび顧客サービスまでの総合的な範囲まで拡大してきました。また、ブラジルにおいて共同運営するVallourec Soluçoes Tubulares do Brasil S.A.(日本製鉄、住友商事(株)とバローレックの共同出資によるブラジル鋼管製造会社、以下「VSB」)の収益力強化に取り組んできています。
バローレックは、財務体質を改善するため、ライツイシューによる資本増強を、同社株主総会(2020年4月6日開催予定)の承認を得て実施する予定です。
日本製鉄としては、鋼管事業の重要な戦略パートナーであるバローレックの財務基盤の強化・安定化により、これまで行ってきたVAMの開発・製品化・顧客サービスの強化・発展に引き続き取り組むとともに、VSBのコスト競争力強化により、鋼管事業の収益力を高めていきます。これに向けて日本製鉄は、ライツイシュー後のバローレックに対する出資比率10%程度の維持を目途に、35百万ユーロを支出額の上限として、新株引受を行うこととしました。
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以 上