三井不動産の豊洲の街づくりにおける取り組み
~豊洲市場や新豊洲エリアの企業・団体と連携を図り、新たな賑わいを創出~
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菰田正信)は、 豊洲エリアに「千客万来施設事業用地(5街区)を活用した賑わい創出事業」(以下 賑わい創出事業)として開業する商業施設の名称を「江戸前場下町」とし、本施設を2020年1月24日(金)にオープンすることを決定しましたので、お知らせします。
当社は1980年代より豊洲エリアでオフィスや商業施設、レジデンスを展開するなど、株式会社IHIと連携し、豊洲の街づくりに参画してきました。街の人口や来街者は順調に増加し、豊洲は住む・働く・訪れる人々がつどい、にぎわいのある街へと成長し続けています。特に2006年に開業した「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」は、新しいショッピングゾーンとして豊洲エリアに注目が集まるきっかけの一つとなり、豊洲エリアの代表的なスポットとなっています。
また、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅前では、当社が代表施行者を務める豊洲エリア最大の再開発プロジェクト「豊洲ベイサイドクロス」が進行しています。
こうしたなか、当社は豊洲エリアの街づくりをさらに推進し、新豊洲エリアに新たな賑わいを創り出すため、「千客万来施設事業用地(5街区)」に商業施設「江戸前場下町」を開業します。本施設は、当社が施設をプロデュースし、リクリエーションズ株式会社(CEO:原田 康弘 、以下 リクリエーションズ)が運営を担当します。
本施設は、東京都が推進する賑わい創出事業として、千客万来施設(6街区)が運用を開始するまでの暫定事業として、豊洲市場を訪れる国内外の観光客や地域住民が市場の食材に身近に接することができる多様な店舗を設置し、賑わいを創出することを目的としています。東京都が事業者を募集し、今年4月に当社が事業予定者に選定されました。これまでに当社が培った街づくりのノウハウや豊洲エリアにおける地元企業・住民とのネットワークを最大限に活かし、東京都や豊洲市場関係者、新豊洲エリアの企業・団体など地域と連携を図り、新たな賑わい創出を目指します。
「江戸前場下町」は、豊洲市場関係の店舗をはじめ、日本の食や文化を体験できる店舗を揃えました。豊洲市場の食材を活かした寿司や海鮮丼などの飲食店、土産などを扱う物販店、計21店舗が入居予定です。
豊洲市場の新鮮な食材や日本の文化を体験できる多種多様な飲食・物販店舗が集まり、国内外の観光客や豊洲市場関係者、地域住民が憩い、交流する場づくりを実現します。
市場小路(マルシェ棟)入口正面イメージ
施設名称
「江戸前場下町(えどまえじょうかまち)」
「江戸前場下町」の名称由来(コンセプト)
日本の食の台所「江戸前」をテーマにした、豊洲市場の場下町(城下町)のような賑わいのある食とライフスタイルの発信拠点となるよう想いを込めて「江戸前場下町」としました。
■施設構成について
本施設は、市場の食材を使った海鮮焼きや日本の多様な食体験が楽しめる「豊洲場下町(フードホール棟)」、市場の新鮮な食材や日本の粋を感じることができるお土産を集め、買い歩きが楽しめる「市場小路(マルシェ棟)」、屋外マルシェやイベントなど様々な方が集い憩うことができる「江戸前広場(多目的広場)」の3つのゾーンから構成されます。
※画像は全てイメージです
■入居予定の主な店舗
豊洲市場関係の店舗をはじめ、日本の食や伝統、文化を体験できる店舗を揃えました。
(参考)
■豊洲における今後の街づくりプロジェクト
<「豊洲ベイサイドクロス」 2020年4月24日(金)にグランドオープン>
1980年代から始まった豊洲二・三丁目再開発における大規模再開発として、「豊洲ベイサイドクロス」が2020年4月24日(金)にグランドオープンし、同日には街びらきが行われます。街区の核となる「豊洲ベイサイドクロスタワー」には、商業ゾーンとして「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲(豊洲ベイサイドクロスタワー)」が地下1階~地上4階にスケールアップオープン。オフィスゾーンでは新しい働き方をサポートするオフィスワーカー向け共用施設「+C(プラスクロス)」を設置するなど、効率的で快適な働き方をサポートしていきます。33階~36階はホテルとなり、2020年6月25日(木)に「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」として開業します。
また、「豊洲ベイサイドクロスタワー」5階~8階内には、東京ガス株式会社と当社の共同で設立した「三井不動産TGスマートエナジー株式会社」による、開発区域内外にガス発電による電気と熱を供給するエネルギーセンターが設置されます。災害時におけるエネルギーインフラの確保により、安全・安心・BCPの提供することで、災害に強い街づくりにも貢献していきます。
<スマートシティの推進>
豊洲エリアは、2019年5月に国土交通省のスマートシティモデル事業において、先行モデルプロジェクトに選定されました。2019年11月には、「豊洲スマートシティ連絡会」および「豊洲スマートシティ推進協議会」が設立され、開発や街の成長に伴って顕在化した交通問題やインバウンド対応、防災対策などの課題解決を図るための取り組みの検討が進められています。当社も会員の一員として、地方公共団体や豊洲関連企業、技術提供企業と連携して、課題解決のためのスマートシティ化を推進していきます。
(詳細は
https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi07_hh_000139.html をご覧ください。)
当社は、2020年より順次オープンする「江戸前場下町」や「豊洲ベイサイドクロス」によって、新たな賑わいを創出するとともに、今後も豊洲エリアのさらなる魅力と付加価値向上のため、豊洲の街づくりに貢献していきます。
「江戸前場下町」概要
施設名: 江戸前場下町
交 通: ゆりかもめ「市場前」駅前 徒歩1分
所在地: 東京都江東区豊洲6丁目
東京都市計画事業豊洲土地区画整理事業地区内5街区の一部
主要用途:店舗(物販・飲食)
階 数: 地上1階
店舗数: 21店舗
基本営業時間・休業日:
9時〜18時 (市場海鮮焼き 海味「うまみ」は21時まで)
豊洲市場が休業となる、日曜、水曜、祝日他
面 積:
敷地面積:3,035.79m2(918.32坪)
延床面積:734.84m2 (222.28坪)
店舗面積:475.08m2 (143.71坪)
土地所有者:東京都(一時使用を目的とする土地賃貸借契約)
事業主: 三井不動産株式会社
施設運営:
リクリエーションズ株式会社
スケジュール:2019年7月16日着工
2020年1月8日竣工(予定)
2020年1月24日施設開業(予定)