摂南大学(大阪府寝屋川市)教育イノベーションセンターは11月9日、寝屋川キャンパスで摂南大学第2回教育イノベーションフォーラム「SDGs Festa@北河内」を開催した。本フォーラムは、市民が日常生活において意識できるSDGs、企業がビジネスの発展に結びつけるヒント、大学教員が研究者としてSDGsの達成に貢献できることなどを行政・企業の方、地域の方などが一堂に会して学ぶことを目的に開催。当日は約120人が参加した。
基調講演では、経済産業省近畿経済産業局通商部国際事業課の坂本りっか氏が、今後SDGsが重要となってくる3つの理由として、若い世代が知るようになりSDGsの認知度が上がっていくこと、日本政府が全省庁でSDGsの取り組みを推進しており、国際社会へPRする姿勢を取っていること、多くの機関投資家がSDGsに関心を示しておりESG(環境・社会・ガバナンス)投資に注目が集まっていることを挙げ、「企業は徐々にSDGsを意識して動いています。消費者の理解があるとさらにこの動きはスピードアップするでしょう」と述べた。
基調講演後のグループワークでは、参加者が「Business」「Academic」「Citizen」「Kid's Challenge」の4つに分かれ、企業の実際のSDGsに対する取り組み紹介や教育・研究の事例報告、カードゲームを通じた世界の社会・環境・経済の課題解決の考察、クイズで楽しみながら日常生活とSDGsのかかわりを学ぶなどあらゆる角度でSDGsを考え、理解を深めた。「Kid's Challenge」コーナーで進行役を務めた水西俊登(たかと)さん(経済学科3年)は、「スーパーでの買い物にエコバッグを使うなど、自分の身のまわりでできることからSDGsを意識しています。将来は教員を志望しているので、模擬授業にSDGsを取り入れるなど子供たちにも理解を広げていきたいです」と意欲を示した。
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