大阪成蹊大学 芸術学部長、糸曽賢志教授が監督をつとめる劇場アニメ作品「サンタ・カンパニー~クリスマスの秘密~」が12月に全国公開



10代で巨匠・宮崎駿監督に師事して演出を学び、その後幅広い作品を手がけてきた映像監督、大阪成蹊大学芸術学部 学部長の糸曽賢志教授。いち早く国内外のクラウドファンディングを用いるなど、製作委員会方式に頼らず自主制作を続けてきたことでも注目される糸曽教授が初めて手がける劇場アニメーション作品の全国公開が発表され、話題となっています。




 大阪成蹊大学 芸術学部 学部長であり、映像監督として活躍する糸曽賢志(いとそ けんじ)教授が監督をつとめる初の劇場アニメ作品「サンタ・カンパニー~クリスマスの秘密~」、同時上映「コルボッコロ」が、今年12月に全国公開されることが発表されました。
 「サンタ・カンパニー~クリスマスの秘密~」は、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念し展開されるもの。2014年に糸曽教授自らが出資し、クラウドファンディングを用いながら短編アニメを制作、今回の映画はその物語を広げたものとなります。


 物語はサンタ部、プレゼント部、トナカイ部の3つの部署からなる大手企業サンタ・カンパニーを舞台とした、クリスマスにまつわるファンタジーで、サンタクロースを手伝う主人公・ノエル役の花澤香菜、ノエルに思いを寄せる少年・ベル役の梶裕貴、さらに戸松遥、釘宮理恵、櫻井孝宏、近藤雄介ら人気声優陣の出演が決定しました。


 糸曽教授は6月20日からはSony Bank Gateで投資型クラウドファンディングを開始し、さらに8月頃より国内向けにMakuake、海外向けにKickstarterで購入型クラウドファンディングを実施予定です。
 製作委員会方式をとらないことから、糸曽教授が作品に関わる権利を自身で持つことにより、作品の制作過程で生まれた素材や資料を、教材として活用することも可能になります。大阪成蹊大学 芸術学部の学生を含め、アニメーション技術や声の演技を学ぶ様々な学生達の学びに活かすことで、未来の人材育成に役立てられる予定です。


 6月10日には東京・フィンランド大使館で2作品の劇場版制作プロジェクト発表会が行われ、糸曽教授、フィンランド大使であるペッカ・オルパナ氏らが登壇しました。糸曽教授は過去にフィンランド大使館の公式キャラクター「フィンたん」をデザインをするなどフィンランド大使館との親交が深かったことから、同所での劇場版プロジェクト発表が実現しました。


【糸曽賢志 プロフィール】
 10代で巨匠・宮崎駿監督に師事し 、「遊戯王」「トランスフォーマー」等多数の作品に参加。近年はSMAPコンサートツアー映像、「進撃の巨人」のオープニング映像等、幅広く手がける。
 監督作品は「カンヌ国際映画祭」をはじめとした国内外の映画祭で評価されている。2019年度より大阪成蹊大学 芸術学部 教授・学部長。


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