関西大学図書館では、読書啓発運動の一環として、本選びに悩む学生と書籍とのマッチングを目的とした、プロの書店員やバイヤーによる「オーダーメイド選書」の取組みを4~6月初旬の期間、実施しています。
【本件のポイント】
・どんな本を読んだらいいのか迷っている学生と、選りすぐりの1冊をマッチング
・学生が作成した読書カルテをもとに、本のプロである書店員やバイヤーがお薦め本を紹介
・学生は読書の感想を選者に提出。本との出会いだけでなく、読書を通じた人との輪も広げる
■ どの本を読んだらいいの?? そんな悩みを持つ学生にピッタリの本をマッチング!
若い世代の読書離れが進む昨今ですが、本学では丸善雄松堂ならびに紀伊國屋書店ら大型書店と連携し、継続した読書啓発運動を展開しています。その根底にあるのは、「人生をより豊かにしてくれる本の魅力をたくさんの学生に知ってもらいたい」という想い。今回は、読書啓発の一環として実施した『新入生に贈る100冊』を活用した、本とのマッチング企画です。学生が5つの簡単な質問からなる読書カルテを提出し、後日、本のプロフェッショナルから選りすぐりの1冊がメッセージとともに届けられるという仕組みです。
■ 読書の感想を選者にバック。人同士の交流も。
学生は書籍を紹介してくれた書店員やバイヤーに感想文を提出します。一度きりの形式的な交流に終わらず、お互いの情報交換を通して、「本と人」「人と人」「図書館と学生」という新たな出会いや発見を生む仕掛けをつくっています。今回、99人の学生が同サービスを利用しました。
利用者の秋冨美乃さん(法学部1年次生)は、『その話は今日はやめておきましょう』(井上荒野著)を紹介され、「日常の悪意が可視化され、孤独や絶望がまっすぐにやってくる。そんな作品でしたが、どうしても希望がほしくて最後まで読み切りました。ざわざわとした気持ちにもなりましたが、きっと自分では手に取ることがなかった一冊。素晴らしい機会に感謝。ぜひまた利用したい」と語っています。
■ 『100冊』を活用した次なる読書啓発も企画中。映画上映会や本の編集者との交流会も。
本学図書館では、上記『100冊』を活用した様々な読書啓発を企画・展開しています。今回の企画を初級編とすれば、中級編として、本についての理解を深めることを目的とした編集者との交流会「本問答」や、映画と原作を二重に楽しむ「映画上映会」などのイベントも近日中に開催予定です。図書館で導入・運用している電子ブックサービスも読書啓発のひとつであり、上記『100冊』の書籍についても、そのほとんどを電子ブックとして読むことができます。
< あなたにお薦めの1冊をお届けするマッチング企画「オーダーメイド選書」の概要 >
【期 間】4月~6月初旬 【主 催】関西大学図書館 【協 力】丸善雄松堂、紀伊國屋書店
【内 容】紹介する本の対象は今年度の『新入生に贈る100冊』。4月中に応募(読書カルテの提出)した
学生に対し、4月末に本のプロフェッショナルがメッセージとともにお薦め本を通達。読書の感
想を選者に提出した学生には、選者から返事とともに図書館グッズが進呈される。
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2019/No14.pdf
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▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室 広報課
寺崎、浦田
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TEL:06-6368-0201
FAX:06-6368-1266
メール:kouhou@ml.kandai.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/