聖心女子大学グローバル共生研究所(東京都渋谷区)は3月14日(木)に報告会「ロヒンギャ問題を三つの国から眺めて見る」を開催する。これは、難民・避難民研究プロジェクトの最終報告会で、ジャーナリストの宇多有三氏と日本学術振興会特別研究員の小野道子氏、聖心女子大学人間関係学科の大橋正明教授が登壇。ミャンマー、パキスタン、バングラデシュのそれぞれの国の視点からロヒンギャ難民の問題について講演する。入場無料、要事前申し込み(先着60名)。
聖心女子大学グローバル共生研究所では、同大の理念に基づき、グローバル共生を実践する人間を育成していくための教育と研究および社会活動を行っている。
同研究所では、バングラデシュの民族問題や社会問題、あるいは日本の外国人問題などに詳しい専門家をメンバーとする「難民・避難民に関する研究プロジェクト」を立ち上げ、公開・非公開の研究会やシンポジウムなどを催してきた。
このたび、その最終報告会として「ロヒンギャ問題を三つの国から眺めて見る」を開催。ジャーナリストの宇多有三氏と日本学術振興会特別研究員で東京大学大学院総合文化研究科博士課程の小野道子氏、聖心女子大学グローバル共生研究所長で人間関係学科の大橋正明教授が、ミャンマー、パキスタン、バングラデシュのそれぞれの国の視点からこの問題について取り上げる。概要は下記の通り。
◆聖心女子大学グローバル共生研究所 難民・避難民研究プロジェクト報告会
「ロヒンギャ問題を三つの国から眺めて見る」
【日 時】 3月14日(木) 18:30~20:30
【会 場】
聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ 2階4-2教室
(東京都渋谷区広尾4-2-24)
【アクセス】
東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分
https://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/access/
【参加費】 無料
【申 込】
下記URLより申し込み(先着60名)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd6KWq6pbT8yPmnh_OSb8m3VruOVkADeQosT7ACb5JsQZxb5w/viewform
■報告
○宇多有三(ジャーナリスト)
ビルマやその周辺を頻繁に訪れ、ミャンマーの少数民族などを巡る諸問題を積極的にカバーするフリーのフォトジャーナリスト。
本報告会では、ビルマ(ミャンマー)・仏教徒の視点から見たロヒンギャ問題を解説する。
○小野道子(日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
専門は南アジア地域研究(パキスタンおよバングラデシュ)。JICAと国連ユニセフで南アジアに10年間在職し、カラチにおけるベンガル人移民およびロヒンギャの研究に携わる。
今回は「パキスタンに生きるロヒンギャの人々」というタイトルで報告を行う。
○大橋正明(聖心女子大学文学部人間関係学科教授、聖心女子大学グローバル共生研究所長)
バングラデシュに日本の国際協力NGOシャプラニールや赤十字そして研究者として1978年から通い続けており、現地や救援者の視点からロヒンギャ難民を見続けている。
この2月にキャンプを再訪し、最新のキャンプや難民事情の変遷を報告する。
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/