■VOL.36 日本の伝統文化を伝えるホテルの中の茶室〈松風庵〉
障子戸を開けると網代天井に四畳半の小間と立礼席。躙り口の前に設えられた露地には、身を清めるための蹲(つくばい)がひっそりと。ここは、静寂な雰囲気に満ちる京王プラザホテル本館10階の茶室〈松風庵〉。都心の超高層ホテルの中にあらわれる本格的な 和の空間に、訪れたお客様は皆一様に驚かれるといいます。1971年のホテル開業以来、その伝統を守ってきたのは歴代の担当者。清掃を行う客室担当スタッフが、歴史ある〈松風庵〉の管理に毎日関わることで誇りを持ち、大切なホテルの財産を自らの手で守っていくという気持ちを培っています。
設計には裏千家のご指導をいただいたという格式ある茶室。現在もお茶事の席としてご利用いただいているほか、茶道師範による英語での解説とともに実際にお茶席を体験していただける点茶サービスを行い、海外のお客様にもご好評をいただいています。先進とモダンをちりばめたホテルの中に息づく「和の伝統」。京王プラザホテルは日本文化を伝え続けるホテルでもあるのです。
◎点茶サービス
開催日時:木曜・日曜、貸切日を除く毎日11:00/14:00/15:00/16:00 各回30分、4名様まで
講師:矢野仙桃宗映(大日本茶道学会 正教授)
参加費:1回/お一人様 2,000円(薄茶一服、お菓子付、サービス料・税金込)
※満席の場合はお断りさせていただく場合もございますので、ご予約をおすすめいたします。
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