北海道医療大学は2019年4月、札幌あいの里キャンパス(札幌市北区)に医療技術学部臨床検査学科を開設する。これにより、北海道の私立大学で初めての臨床検査技師を目指す学部が誕生。薬学部、歯学部、看護福祉学部、心理科学部、リハビリテーション科学部がそろった医療系総合大学の特徴を生かし、ほかの医療職種と協調してチーム医療に貢献する新しい時代の臨床検査技師を養成する。一般入試のほか、AO方式入試や推薦入試も行う予定。
今まで発見できなかった微細な異常が発見され、これまで回復が難しかった病気も治癒が可能になるなど、近年の医療の進歩はめざましい。そうした医療の進歩には、最先端技術を駆使し、精確な検査情報を提供する臨床検査技師の存在が欠かせない。
臨床検査技師とは、採取した血液や組織、または心電図などの検査から、病気の原因となる物質、微生物、遺伝子、がん細胞を探し出す検査のプロフェッショナル。病気の早期発見・早期治療に貢献できる職業として重要な役割を担っており、病院などの医療関係機関のほか、臨床研究コーディネーター、医療機器、製薬、食品メーカー、大学、研究機関、衛生検査研究所、警察など、さまざまな場で活躍している。
北海道医療大学は来年4月、新たに6番目の学部として臨床検査技師を養成する「医療技術学部(臨床検査学科)」を開設する。
同大は、薬学部、歯学部、看護福祉学部、心理科学部、リハビリテーション科学部がそろった医療系総合大学。新学部ではこの特徴を生かして、「保健と医療と福祉の連携・統合」という教育理念の下、現在の社会的ニーズに応える最新の検査と技術、福祉とチーム医療を理解した人間性豊かな臨床検査技師を養成する。教員は、臨床検査の最前線を経験しているベテランが多く、検査に必要な基礎から最新の技術に関する教育を丁寧に行っていく。
◆医療技術学部臨床検査学科について
【学びの5つの特色】
(1)先進医療知識と技術による学び
ゲノム医療やオーダーメイド医療など、日々高度化する医療への対応も視野に入れ、遺伝子やがん細胞の検査などの最新の臨床検査に関する知識と技術を、講義や演習、最新検査機器を使った実習を通して学ぶ。
(2)現場で求められるチーム医療を学ぶ
他の学科で学ぶ仲間と共にディスカッションの演習を通して、チーム医療の現場で求められる不可欠な高いコミュニケーション能力を身につけ、信頼されるチーム医療人を目指す。
(3)患者さんへの思いやりの気持ちを養う
医療現場で必要な思いやりの気持ちを育み、患者さんの気持ちに共感し信頼関係を築く大切さを学ぶ。特に生理機能検査や採血では、患者さんと上手にコミュニケーションをとることが良い検査結果につながると言われている。
(4)超高齢社会に対応できる専門職へ
日本がこれから世界に類を見ない超高齢社会を迎えるにあたり、「治し、支える医療」をめざし、臨床検査技師としての能力を十分に発揮するために、超高齢社会を支える福祉のあり方や在宅医療の実際について学ぶ。福祉施設での体験実習は同大ならではのカリキュラムとなっている。
(5)さまざまな分野への活躍をめざす医療人へ
臨床検査技師の活躍の場が医療機関だけではなく製薬、試薬、食品、検査・健康機器、治験企業などさまざまな分野に広がっていることを鑑み、臨床検査以外の幅広い知識を学ぶものや、食品関連資格取得のためのカリキュラムを用意。
【入 試】
AO方式入試、推薦入試、一般前期、一般後期を実施。詳細は大学HPおよび学生募集要項・願書(11月中旬より配布)を参照。
【学部および入試の詳細】
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~koho/rinsyo-kensa/
▼本件に関する問い合わせ先
北海道医療大学 入試広報課
住所:〒061-0293 北海道石狩郡当別町金沢1757
TEL:0120-068-222
メール:nyushi@hoku-iryo-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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