■VOL.34 心地よく、美しく、環境に貢献する屋上緑化
地球温暖化など環境問題がクローズアップされるなか京王プラザホテルでは1991年から地球環境保全のためのさまざまな取組みをホテル内外で行なってきました。その一つが2008年に実施した本館7階屋上の大規模な緑化です。大都市のヒートアイランド現象に効果的な施策として注目を集める「屋上緑化」は、防水を施した屋上スペースに軽量土壌などをのせ植物を栽培、その蒸散作用により周辺環境の気温を下げる効果が期待できるというもの。
京王プラザホテルでは約3,000平米に及ぶ7階屋上を、毎夏ご好評をいただく屋外プール部分と、四季折々の木々が楽しめる和風の枯山水に緑化部分を加えた屋上庭園とで新たに構成。緑化部分の植物には超高層のビル風にも強い常緑のタマリュウをモダンなストライプのデザインで植栽し、環境への配慮と美しい景観を実現しました。
この屋上緑化によるヒートアイランド抑制効果は、「1時間あたり平均14万5千kcal、7~9月の3ヶ月間、一日中8畳用ルームエアコン75台を連続運転」分に相当するとのこと。心地よく、美しい植栽によって環境に貢献する京王プラザホテルの屋上緑化。西新宿の摩天楼にぽっかりと浮かぶオアシスのような空間は、これまでゴミ分別やリサイクル・省エネルギー・排水処理などに取り組んできた京王プラザホテルのエコロジーの象徴ともいえるのです。
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