びわこ成蹊スポーツ大学(滋賀県大津市)サッカー部の清川流石選手(スポーツ学部4年次)がこのたび、J2の愛媛FCに加入することが内定。11月5日に記者会見を開催した。清川選手は会見で「地元であり、アカデミー時代から育ててもらった愛媛FCというチームに加入できて本当に嬉しい」と述べた。清川選手の今後の活躍が期待される。
清川選手は、アカデミーである「愛媛FCジュニアユース(現U-15)」、「愛媛FCユース(現U-18)」の頃から愛媛FCで力をつけ、びわこ成蹊スポーツ大学に入学後もスピードを武器に活躍。今シーズンはゲームキャプテンとしてチームを牽引してきた。
清川選手の愛媛FC加入内定に伴い、11月5日に記者会見を開催。愛媛FCから児玉雄一強化部長、びわこ成蹊スポーツ大学からは入口豊学長やサッカー部の望月聡部長・監督らが登壇し、清川選手にエールを送った。
まずは入口学長が「昨年度に引き続きプロ選手が誕生することと同時に、故郷→大学→故郷という、良い循環ができたことが大変嬉しく思います。愛媛県から全国に名を轟かせる選手になることを期待しています」と激励。児玉強化部長は「アカデミー出身である選手が、トップチームに帰ってくることを大変光栄に思います。是非、地元の選手代表として、J2の舞台で一緒に戦っていきたい」と地元に帰ってくる選手を温かい声で迎えた。
望月聡部長・監督は「素直な一面や強靭なメンタルがあり、良い選手の条件が整っている選手である。彼の一番の武器は『スピード』で、大学No.1だと私自身は感じている。その武器を活かして、今後はサッカーをもっと知り、1対1の駆け引きを覚え、愛媛FCを優勝に導いてほしい」と具体的なアドバイスも含め、清川選手にエールを送った。
また、元・女子サッカー日本代表監督の佐々木則夫特別招聘教授がサプライズゲストとして登壇。「自分の力で''カネ''を稼ぐというのがプロである」と、重みのある言葉とともに花束を贈呈した。
清川選手は「地元であり、アカデミー時代から育ててもらった愛媛FCというチームに加入できて本当に嬉しい。大学で育ててもらったスタッフやマネージャー、仲間に感謝し、この大学で学んだ『主体性』というものを活かし、1日でも早く試合に出て、見ている人が応援したくなるような選手、チームにしたい!」と熱い抱負を述べた。
<記者からの質問と回答>
Q.目標にしている選手は?
A.本学の卒業生でもある曽根田穣選手(ヴァンフォーレ甲府)です。ガムシャラにプレーをする姿は、私の憧れでもあります。
Q.大学で学んだことは?
A.「主体性を持つこと」ということは、自分を成長させてくれた言葉だと感じています。
Q.現在トップチームの青野大介コーチは、清川選手のユース時代の監督かと思いますが、どのようなプレーを見せてアピールしたいですか?
A.ユース時代とはプレースタイルは変わっていますが、やはり「スピード」はユース時代からの武器でもあるので、アピールしていきたいです。
Q.愛媛FCの印象は?
A.「粘り強い守備で、全員で攻撃する」というとても大事な部分があるチームだと感じています。また、川井健太監督の細かい指示を選手が確実に熟知している印象があります。
Q.1年目の目標は?
A.1日でも早くピッチに立って、見ている人が応援したくなるような選手になることが目標です。そのためには、食事や睡眠などの私生活でもプロ選手として行動して行きたいと思います。
Q.愛媛FCに戻れて嬉しいと表現をしていたが愛媛FCへの想いは?
A.小学校を卒業してからお世話になった、非常に濃くて貴重な6年間でした。愛媛FC時代には、決して良い成績を残せたわけではないですが、その苦労が自分にとってプラスになったと感じています。
Q.(学生から)自分たちもプロになりたいと思って取り組んでいるのだが、プロになるためのアドバイスは?
A.サッカーというスポーツは11人しか試合に出場できない限られたスポーツですが、出場できていない状況でいかに自分に向き合えて、出場できない期間をどれほどサッカーに費やせるかということが非常に大事です。また、仲間と共にサッカーをする楽しさ、サポートをしてくれているマネージャーに感謝する気持ちが僕は大事だと思います。
[プロフィール]
■氏名:清川流石(きよかわ さすが)
■出身地:愛媛県
■身長/体重:176cm/72kg
■ポジション:MF/DF
■サッカー歴:松山市立久枝小学校-帝人サッカースクール少年団-愛媛FCジュニアユース(現:愛媛FC U-15)-愛媛FCユース(現:愛媛FC U-18)-びわこ成蹊スポーツ大学
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