AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)と乃村工藝社(株式会社乃村工藝社、本社:東京、社長:榎本修次)は、店舗やオフィスなどの内装市場におけるガラス需要創造を目指し、協業することに合意しました。両社は今後、ガラス素材を軸とした機能性内装材の開発などに共同で取り組んでいきます。
東京2020オリンピック・パラリンピックを控え、今後日本国内では商業施設や店舗の新設・リニューアルが増加する見込みです。また、働き方改革の実現を目指し、オフィススペースのリニューアル需要も増加しています。
リニューアル時に求められる“より便利で居心地の良い空間”の需要に応えるとともに、新たな内装市場におけるガラス需要の創造に向けて、建築用ガラスのリーディングカンパニーのAGCと空間デザインのリーディングカンパニーの乃村工藝社は協業します。「GLASSMART(グラスマート)…GLASS X SMART X ART(ガラス×テクノロジー×空間デザイン)」をコンセプトに、以下の取り組みを通じて、従来のガラスの想像を超える空間シーンと商品の提案を目指します。
(1)機能性内装材の共同開発
AGCのガラスを軸としたテクノロジーと、乃村工藝社のクリエイティブ力を組み合わせ、 “空間の未来に見たことのないイノベーションを起こす”新商品開発を共同で行います。2019年より、継続的な新商品の上市を目指します。
(2)建築プロジェクトに対する空間デザインの共同提案※
日本の地域資源や文化をビジネスや空間デザインの観点で生まれ変わらせ、新たな価値を創ることを目的としたプロジェクトにおいて、両社が共同して空間デザインの新提案を行います。
(3)コンセプトブックの共同制作
コンセプトブック「未来空間がやってくる~ガラスの想像を超えてゆけ~」を共同制作。今までに経験したことのない店舗・オフィス空間として、空間に溶け込むマルチ機能ノイズレスデザイン、空間全体のインフォメーション化、一瞬で変化する「可変空間」などの機能性スペースを提案します。
コンセプトブックのダウンロードはこちら:
https://www.asahiglassplaza.net/catalogue/kenzai/000bb.pdf
―ご参考―
※空間デザインの共同提案について
両社は既に共同で、(仮称)日本橋特区民泊プロジェクト(大阪)に取り組んでいます。
「大阪の難波エリア一角から江戸時代にタイムスリップしたかのような宿泊体験」をコンセプトにした民泊施設開発プロジェクトです。日本文化と新たな技術の融合による驚きと感動の提供を具現化した共同プロジェクトの第一弾になります。
施設名 : 道頓堀の宿 今昔荘 / 事業主 : 株式会社 大地
<AGCについて>
AGC(登記社名;AGC株式会社)は、およそ30の国や地域でグローバルに事業を展開するAGCグループの中核企業です。AGCグループは、建築・自動車・ディスプレイ用ガラス、電子部材、化学品、セラミックス、その他の高機能材料を世界のお客様に提供するソリューション・プロバイダーです。グループ全体の年間売上高は約1.5兆円、従業員数約5万人、100年以上にわたる技術革新を通じて、先端製品を提供してきました。AGCグループに関する情報は、当社WEBサイト
http://www.agc.com をご覧下さい。
<乃村工藝社について>
乃村工藝社は1892年に創業、120年以上の歴史と伝統をもつディスプレイ業界のリーディングカンパニーです。“集客”をテーマに、商業空間やショールーム、博物館、各種催事などを手がけ、施設やイベントの運営管理も行なっています。空間における調査・企画・コンサルティングからデザイン・設計、制作・施工、運営管理まで総合的なソリューションを提供いたします。
詳細は当社WEBサイト
http://www.nomurakougei.co.jp をご覧下さい。