三井不動産株式会社と株式会社三井不動産ホテルマネジメントは、「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(所在:東京都中央区日本橋室町/客室数:264室)を2018年9月13日(木)に開業いたします。
現在、日本橋エリアでは、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに、江戸時代に文化・経済・商業の中心として栄えた日本橋に根づく文化・伝統を継承し、地域コミュニティや日本人の心、歴史的な建造物との「共生・共存」を図りながら、新たな魅力と活気にあふれた街づくりを目指す「日本橋再生計画」が、官・民・地域が一体となって進められています。
当ホテルは、その日本橋エリアの“北の玄関口”に位置し、今年6月に竣工したオフィス・ホテル・商業店舗からなる複合施設「OVOL(オヴォール)日本橋ビル」の上層階(1階・9階~15階部分)に誕生いたします。江戸時代から続く数々の老舗や歴史的建造物が建ち並ぶ街を散策したり、最新のグルメスポットで日本の食文化を楽しんだりと、伝統と革新が融合する日本橋の街を堪能できるロケーションです。
また、東京メトロ「三越前」駅およびJR「新日本橋」駅には、ビルの地下階で直結し、「東京」駅にも徒歩圏で、交通利便性に優れており、国内外からの観光・レジャーのお客様はもちろん、日本橋や東京駅周辺のオフィス街を往訪するなど、ビジネスでご滞在するお客様にも、大変便利な立地です。
当ホテルは、三井不動産グループのホテルブランド「三井ガーデンホテルズ」のプレミアクラスの施設であり、より快適で上質な空間とサービスをご提供してまいります。
・慶応三年、金沢で創業した宿屋をルーツとする加賀料理の料亭「浅田」が、「日本橋浅田」としてホテル内に初出店。料亭のおもてなしと洗練された加賀会席の夕食、昼食に加えて、和の朝食もご提供。
■「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」の概要
1. 立地
当ホテルが誕生するのは、「五街道の起点」として、江戸時代に文化・経済・商業の中心として栄え、今なお、日本の伝統・文化が根づき、地域コミュニティや日本人の心、歴史的な建造物との「共生・共存」を図りながら、商業・ビジネスの街として進化する街、日本橋です。
当ホテルは、中央通りと江戸通りが交差する、日本橋エリアの“北の玄関口”に位置し、今年6月に竣工したオフィス・ホテル・商業店舗からなる複合施設「OVOL(オヴォール)日本橋ビル」の上層階(1階・9階~15階部分)に誕生いたします。
東京メトロ「三越前」駅およびJR「新日本橋」駅には、ビルの地下階で直結し、「東京」駅にも徒歩圏(日本橋口から徒歩11分)で、交通利便性に優れています。
観光目的のお客様に人気が高い浅草、東京スカイツリー方面や銀座、渋谷、新宿といったショッピングエリア・レジャースポットへのアクセスも良く、国内外からの観光・レジャーの滞在拠点として便利であり、また日本橋や東京駅周辺のオフィス街を往訪するなど、ビジネスでのご滞在にも大変便利な立地です。
日本橋周辺の航空写真
2. 開発コンセプト
かつて「日本橋」は、五街道の起点として、人と人、人と物、人と情報の結節点として、多くのものが“つながる”場所でした。その“つながり”が、伝統にとらわれることなく、革新を続ける日本橋の魅力を形成していきました。
当ホテルの開発にあたっては、「つなぐ」をコンセプトに据え、伝統と革新が融合し発展し続ける日本橋の価値・魅力を“NIHONBASHI VALUE”(ニホンバシ バリュー)と位置付け、お客様にこの“NIHONBASHI VALUE”を五感で愉しんでいただけるよう、各界のプロフェッショナル達が集い、創造と工夫を凝らしています。
(1)当ホテルが実現する様々な「つなぐ」
1. 人と人、人と街をつなぐ
建物1階にはホテルのお客様はもちろん、日本橋の来街者が気軽に立ち寄れるサロンとして、株式会社バルニバービによるレストラン&カフェ・バー「SALONE VENDREDI(サローネ ヴァンドルディ)」を誘致しました。日本橋で多くの方々が集い、つながる交流の場を提供します。
また、日本橋の街には、観光客にとって魅力的なグルメや文化体験ができるスポットが数多くあります。街とお客様をつなぐ機能として、街案内を行う「日本橋インフォメーションカウンター」を建物1階に設けました。
2. 街とホテル、ホテル各所の空間をつなぐ
当ホテルの空間設計においては、街とホテルに連続性を持たせ、さらに、エントランスから客室に至る空間をシームレスにつなぐことを意識しています。
例えば、1階エントランスには、日本橋川に浮かぶ舟に着想を得たアート作品などを設置し、粋で居心地が良い日本橋の街の雰囲気をホテル内にも取り込んでいるほか、9階に位置し、テラスと中庭を望むロビー、ラウンジは、隔たりの無いシームレスな空間とし、複数のアート作品やデザイン性が高い家具・調度品などと相まって、当ホテルの象徴的なスペースとなっています。
3.日本橋と世界をつなぐ
かつて日本各地から文化財が集まった日本橋。そこで培われ、現代にも通じる「江戸の粋」や「職人のこだわり」といった日本橋文化と神秘的でエキゾチックなセンスを感じさせる東洋のモダンな雰囲気を、訪日客の皆様に向けてお伝えすべく、当ホテルのデザインテーマは、「オリエンタルモダン」としました。
細部にわたる「職人のこだわり」と「オリエンタルモダン」が融合した江戸切子をモチーフにした照明など、日本橋文化と東洋の魅力を世界に発信します。
4.アートとアートをつなぐ
かつて水運で栄えた日本橋を象徴する「水」をテーマに、漆など伝統的な素材を使いながら、現代風にアレンジした数々のアート作品が、1階エントランスから客室まで、ひとつのストーリーとしてつながりをもって設置されています。
一部アート付近にはICチップを内蔵したスマートプレートを設置しており、スマートフォンをかざすだけで、詳細情報を入手でき、アートとお客様のつながりをより強くするツールとして活用いただけます。
3. 施設概要
(1)スクエア(エントランス)(1階)
中央通りとつながる1階エントランスは、お客様をお迎えし、旅の到着時の安心感と落ち着きを感じていただける空間としています。エントランス正面の空間「スクエア」には、舟をモチーフにしたベンチにもなるアートがあり、東西南北を指す舟が五街道の起点だった日本橋を表現しています。また、街とお客様をつなぐ機能として日本橋インフォメーションカウンターを設置し、街の案内スタッフが日本橋の魅力をお伝えします。
さらに、エレベーターホールには、日本橋の街割りや日本橋川の様相を表現した漆のアート作品を配しました。陰影をまとった朱色が美しいアート作品が、お客様を温かくお迎えします。
アート「水光の椅子」(エントランス)
(2)ロビー(9階)
1階エントランスからホテル専用の直通エレベーターで9階に上がると、解放感を感じるロビー空間が広がります。天井に配されたガラスのアートが柔らかで繊細な日本的な美しさと雲を連想させ、フロントの背面にあしらわれた水泡をモチーフにしたデザインボードからは、“雲から降りゆく雨”を感じることができます。
なお、ロビーにはオリジナルアロマ「江戸薔薇(Japanese Roses)」の香りとホテルイメージに合わせ、ミュージックデザイナーによりオリジナルで選曲されたBGMが広がり、五感で日本橋を愉しんでいただけます。
ロビー(フロントカウンター)
(3)ラウンジ(9階)
ロビーを抜けると、中庭やテラスを望む開放的なラウンジが広がります。行き交う人々が留まるスペースとなるよう施されたデザインが特長です。テラスには、日本の伝統的な庭を表現したガラスのアート作品が飾られ、季節や時間ごとに変化する光と影を演出しています。
ラウンジ
(4)COURT(中庭)(9階)
ホテルの中央に広がるのは、四季折々の植栽が魅力的な中庭の空間です。日本橋では古くから鉢植えの文化が発達していたことから、中央の花台を大きな鉢に見立て、季節ごとに植栽が植え変わり、季節の移ろいを楽しんでいただけるようにしています。
COURT(中庭)
(5)レストラン「日本橋浅田」(9階)
慶応三年(1867年)の金沢の地で創業した宿屋をルーツとする
料亭「浅田」。永きにわたり加賀料理を極めてきた日本料理の名店が、赤坂、青山、名古屋に続き、当ホテル内に出店します。「浅田」のホテルへの出店と朝食メニューの提供は、「日本橋浅田」が初めてとなります。
店内は、本物の白木やカリン、石などの天然素材を贅沢に配し、華やかでありながら、落ち着いたモダンな空間となっています。九谷焼に伝わる九谷五彩(緑、黄、紫、紺青、赤)から想起される5つの色彩を部屋の名に冠し、さまざまなシチュエーションでご利用いただけます。また、店内から見えるテラスには、ドウダンツツジが植栽され、四季の変化とともにその色合いをお楽しみいただけます。
「日本橋浅田」でご提供する朝食は、「一汁三菜」を基本に、加賀野菜や石川県産コシヒカリなど金沢や北陸の新鮮な食材を中心に、全国から旬の味わいを集めた朝食です。浅田ならではの小鉢料理がブッフェ・スタイルで提供されるとともに、浅田の中でも当ホテルの朝食でしか味わうことのできない「小鉢料理」「温かい魚料理」「茶碗蒸し」などを詰めた「三種の小箱」により、宿泊のお客様をおもてなしいたします。焼きたてのパンやサラダ、フルーツ、オリジナルブレンドのコーヒーなど洋食もご用意しています。
営業時間
朝食:6:30~10:00(最終入店9:30)
昼食:11:30~14:00(最終入店13:30)
夕食:17:00~22:30(最終入店21:30)
座席数
朝食:65席(※全席終日禁煙)
昼・夜:お部屋5室・カウンター
朝食:2,500円 (税込 2,700円)
電話:03-5542-1700
(6)バー「松」(9階)
「浅田」が初めて手がけるバー「松」が、レストラン「日本橋浅田」に隣接してオープンします。くつろいでお過ごしいただけるオーセンティックな雰囲気で、カウンター席とソファー席では大きな窓から外を眺めながら、テラス席では外の解放感を感じながら、当ホテルのために創作したオリジナル・カクテル「一六〇三(いちろくぜろさん)」を始めとする各種ドリンク・メニューと浅田ならではのフード・メニューもお召し上がりいただけます。店内には、松に因んだ2つのアートを展示しています。フラワーアーティスト東信氏による作品「SHIKI1」、画家アラン・ウエスト氏による絵画も日本橋の夜景とともにお楽しみいただけます。
営業時間
月~土、休前日:17:00~24:30(最終入店24:00)
日、祝:17:00~24:00(最終入店23:00)
座席数
店内24席 テラス12席(※全席禁煙)
(7) 客室(10階~15階)
10階から15階に設けた計264室の客室は、ダブルタイプやツインタイプなど、お客様の多様なニーズに合わせた9種類のお部屋で構成されています。広さは、全室20m2以上を確保したゆとりある設計で、バス・トイレ・洗面を分離した機能的で居住性の高い部屋タイプとなっています。
室内デザインは、柔らかい陰影と深い艶の中に東洋の神秘性と日本の伝統美を表現しています。「江戸」、「日本橋の川」、「職人のこだわり」といったイメージを取り入れるため、インテリアの一部に江戸切子模様や日本橋川を表すアートを配したほか、信楽焼の特製洗面ボウルを採用しています。
なお、各客室には日本橋らしさをイメージしたアメニティや麻の葉模様をあしらったオリジナル手ぬぐいと足袋をご用意しているほか、一部のお部屋には江戸の美意識「粋」を感じさせるオリジナルバスアメニティもご用意しています。
<客室タイプ>
部屋名称/面積/ベッドサイズ/定員/客室数/階数
コンフォート/20.0m2/1,500×1,960mm/1~2名/64室/10F~15F
モデレートダブル/23.5m2/1,600×1,960mm/1~2名/50室/10F~12F
スーペリアダブル/23.5m2/1,600×1,960mm/1~2名/51室/13F~15F
アクセシブルダブル/24.7m2/1,600×1,960mm/1~2名/1室/10F
モデレートツイン/26.4m2/1,200×1,960mm/1~2名/35室/10F~12F
スーペリアツイン/26.4m2/1,200×1,960mm/1~2名/41室/13F~15F
3ベッドルーム/26.4m2/1,100×1,960mm/1~3名/10室/10F
コーナーツイン/29.5m2/1,200×2,050mm/1~2名/10室/10F~15F
プレミアツイン/55.9m2/1,400×2,050mm/1~2名/2室/14F・15F
チェックイン15:00~/チェックアウト ~12:00
全客室共通備品:43インチ液晶テレビ(※1)、冷蔵庫、無料Wi-Fi、加湿機能付空気清浄機、ポット、ドライヤー、マルチ携帯充電器、アイロン、ナイトウェアほか
※1 プレミアツインは60型4Kテレビを設置しています。
(8)Japanese Bath(大浴場)(9階)
9階には、日本文化の象徴として宿泊のお客様専用の「Japanese Bath(大浴場)」を設け、旅の疲れを癒すくつろぎの空間を提供します。
浴室は全体が落ち着いた色合いで統一されており、天井は切妻屋根仕様となっております。また、壁材の一部や寝湯枕などに、無垢の檜を使用することで、日本らしい香りも感じられる空間といたしました。
なお、「Japanese Bath」に向かう回廊は、日本橋の路地をイメージしたデザインとなっており、随所に配置された彫金の蓮のアートが、風情ある情景を創出しております。
<営業時間> 15:00~1:00、6:00~9:00
(9)日本橋インフォメーションカウンター(1階)
1階エントランスには、日本橋エリアのアクティビティと観光客をつなぐ機能として街案内機能を設けています。着物を着た街案内スタッフが国内外からのお客様に、日本橋エリアの観光・グルメ情報などのご提供、体験型コンテンツのご紹介を多言語対応で行います。