■VOL.30 ホテルウエディングの歴史は「プラザチャペル」から始まった
京王プラザホテル(東京:西新宿)は、2021年に開業50周年を迎えます。そこで、世界各国からお客様をお迎えし、心に寄り添うサービスを提供するホテルとして私たちのおもてなしに秘められたエピソードを100回シリーズでお届けしてまいります。
純白のドレスに身を包み、父親に導かれてゆっくりと踏みしめるバージンロード。参列する人々のあたたかな祝福がチャペル内に満ちてゆく…。今ではホテル内にチャペルがあることもすっかりおなじみですが、その始まりは京王プラザホテルでした。
1975年9月、日本の都市型ホテル内に常設された初のチャペルとして「プラザチャペル」をオープン。教会式の挙式といえば教会堂や聖堂しかなかった当時、それは画期的な出来事でした。これからはチャペル式婚礼の人気が高まるという時代のニーズに先駆けたマーケティング感覚と、たとえ足元の良くない日であってもホテル内にチャペルがあればお年を召したゲストの方々の移動がより便利にスムーズになるというお客様目線の思いやりから生まれた「プラザチャペル」。その厳かでクラシカルな雰囲気はいつの時代も変わることなく愛され続け多くのかけがえのない誓いの時をお手伝いしてきました。木をぬくもりのある荘厳な空間に美しく響くオルガンやチェロの音色とやわらかな光。現在も、多くのお客様を魅了するクラシックチャペルはホテルウエディングの歴史を見つめてきた証人でもあるのです。
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