川村学園女子大学 日本文化学科の学びの特徴は、多様な視点から日本文化が学べる点にあります。その中でも特に、座学だけではなく、体感を通して学ぶ姿勢を重視しています。
川村学園女子大学 日本文化学科の学びの特徴は、多様な視点から日本文化が学べる点にあります。その中でも特に、座学だけではなく、体感を通して学ぶ姿勢を重視しています。学科では、そのような方針のもと、6つの実技科目、「書道」(橋本匡朗先生)、「日本舞踊」(西川祐子先生)、「茶道」(小澤宗誠先生)、「華道」(園基大先生)、「日本画」(竹内啓先生)、「能の仕舞・謡い」(和久荘太郎先生)を開設しています。
これらの実技科目を通し、学生たちは幾年月もの間、人から人の手へ、継ぎ送られてきた日本文化の伝統の「型」や「心」を、身体を通して学んでいきます。卒業の頃までには、学生たちの佇まいやしぐさ、言葉遣いが磨かれ、また、日本文化に対する理解も一層深められていきます。実技科目を履修することは、将来日本文化を担い、国際社会に発信できる人材を育成する上で不可欠の経験といえましょう。
さて、これらの実技科目の中で、今回は大学の科目としては珍しい「能の仕舞・謡い」の授業を紹介します。「能の仕舞・謡い」は隔年で行われている授業です。本授業では、音楽室で謡い、多目的室で仕舞の稽古を行います。謡いの授業では、まず内容を理解し、その後先生の謡いの調べを聞きながら、節回しを学んでいきます。また、「仕舞」の稽古では、舞う時の姿勢や手足の動きをマンツーマンで学ぶことができます。
前期には謡い(連吟)、後期には仕舞の成果発表会があり、学生たちはそれを目指して練習に励んでいます。写真3は、今年度6月に開催された連吟「鶴亀」の様子です。発表の直前、先生から最後の指導を受け、本番に臨みました。緊張しながらも、女性能楽師の助けを借り、無事公演を終えることができました。
後期は大学で仕舞の成果発表会があり、それを目標に稽古が続きます。
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