京都橘大学(京都市山科区、学長・細川涼一)では、今年4月に開設する健康科学部の作業療法学科と臨床検査学科の学びの拠点となる新棟「啓成館」が完成し、3月28日(水)に竣工式を開催する運びとなりました。
新棟には、作業療法学科・臨床検査学科の実習室や実験室を配置し、教育研究に必要なさまざまな最新の機器・備品を整備しました。またこのほか、両学科の教員研究室や他学部の学生も含めて利用する普通教室やラーニングコモンズ(ヒルサイドコモンズと呼称)なども配置しています。啓成館の外観は、これまでの本学の学舎のイメージを引き継ぎ、明るく温かみのあるオレンジレンガを基調とし、西と東のガラス面には京都らしさを感じさせる連子(れんじ)を模したフレームを設けました。
1.啓成館竣工式
【日 時】
3月28日(水)10:00~10:45
【会 場】
京都橘大学 啓成館 京都市山科区大宅山田町34
【プログラム】※予定。変更の可能性があります。
○啓成館竣工式(10:00~10:45)
開 式
挨 拶 梅本 裕(学校法人京都橘学園理事長)
式 辞 細川 涼一(京都橘大学学長)
祝 辞 堀池 雅彦 様(京都市山科区長)
感謝状・記念品贈呈
設計者挨拶 阿部 紘 様(株式会社類設計室取締役副社長)
設計者挨拶 阿瀬川 洋之 様(株式会社地方計画代表取締役)
施工者挨拶 東谷 昌次 様(株式会社大林組執行役員京都支店長)
施工者挨拶 佐伯 希彦 様(東邦電気産業株式会社代表取締役社長)
学科主任挨拶 小川 敬之(京都橘大学健康科学部作業療法学科主任)
学科主任挨拶 米田 孝司(京都橘大学健康科学部臨床検査学科主任)
謝 辞 遠藤 俊子(京都橘大学副学長)
閉 式
○施設見学(10:45~11:15)
○祝賀パーティ(11:30~12:30)
2.新学科および新棟施設・設備等の概要
【学部学科・入学定員】
健康科学部 作業療法学科 40人、臨床検査学科 80人
【作業療法学科の概要と施設・設備】
作業療法学科は、チーム医療や在宅ケアなど多様な現場を想定し、それぞれの対象者が望む日常を支援でき、また地域に貢献することのできる作業療法士の育成をめざします。
啓成館には、専門的な知識と技術を実践的に身につけられるよう、各種実習室を整備しています。地下1階の運動学実習室では身体の基本動作や呼吸機能の検査測定に関する実習を行います。レクリエーションルームにはボールプールやパラバルーンなどを配置し、各種レクリエーション活動が可能となります。2階の木工・金工・陶工・義肢装具室には、各工芸器具や電気窯、ろくろ、義手や義足に関する資機材を配置しています。織物・手工芸・絵画室には、手織機や皮革工芸器具、塗り絵のほか、幼児の精神発達検査や知能検査、認知評価を行うための機材を配置しています。
【臨床検査学科の概要と施設・設備】
臨床検査学科では、高度かつ多様な検査や分析で、診断・治療のサポートから病気の予知・予防までを担える専門性を養い、チーム医療に貢献できる人材を育成します。京都の私立大学として初めて設置します。
啓成館には、各種の実験や検査のための機器を備えた実習室と実験室それぞれ2室ずつ整備しています。地下1階には心電図や脳波、呼吸機能の検査、超音波による検査などを行うための機器を備えた生理機能実習室を、3階には生物化学・免疫・臨床化学・輸血に関する実習を行う生化学・免疫系実験室を配置。4階には病理・血液・微生物の検査と解剖実習を行う微生物・形態系実験室、および約90台の学生用の顕微鏡を整備した顕微鏡実習室を配置しています。
また、3階に配置する細胞診演習室は、複雑な特徴を持つがん細胞を発見することを業務とする高度な専門職である細胞検査士養成のための施設です。ここには、通常の顕微鏡のほか、標本を一度に十数人で観察できるディスカッション顕微鏡や、顕微鏡画面を映し出す大型ディスプレイなどの設備を配置しています。
このほか、啓成館の竣工にあわせ、正門とバスロータリーの機能を優心館前(北側)に移転・整備しました。約2674平方メートルの敷地面積を持つ新バスロータリーは、バス停部分にシェルター(屋根)を備え、雨天時などの乗降がスムーズに行えるようになりました。
▼本件に関する問い合わせ先
京都橘大学企画広報課
住所:〒607-8175 京都市山科区大宅山田町34
TEL:075-574-4112
FAX:075-574-4151
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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