一般社団法人Jミルクが開催した「学生のための乳の研究活動支援」研究活動成果報告会で、帝京平成大学 健康メディカル学部 健康栄養学科4年生・3年生の有志(大久保 ひかりさん、塩澤 遼子さん、船戸 真帆さん、湯田 真舞さん、吉川 莉奈さん、山之内 理紗さん、加賀谷 希さん、片岡 茉奈美さん)が最優秀賞を受賞した。
「学生のための乳の研究活動支援」は、次世代における乳の学術研究の育成・発展を図ることを目的としており、栄養学・教育学・マーケティング等に係る大学の研究室、ゼミ、学生研究団体等の「乳」に関連する調査研究活動支援するもの。
同大学生は乳製品普及のための活動として、林原 好美 講師の指導のもと「地元特産物と乳のコラボ ~地域から健康増進の発信を~」というコンセプトで、下記のような取り組みを行ってきた。
◆レシピの考案
茨城特産の野菜と、ロコモティブシンドローム(※)と低栄養の予防に寄与する牛乳を、日常の食生活で簡単に取り入れられるレシピを考案し、レシピ集を作成した。レシピ集ではすべてのレシピにカルシウムやカリウムなど、栄養価を掲載している。学生が考案したレシピは、「いばらき農みるネット」のサイトでの掲載や、JA直売所「夢とりで」において提供されるなど、地域へ広がっている。
(※)ロコモティブシンドロームとは
筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態。進行すると介護が必要になるリスクが高くなる。
◆地域住民の方々に対する食生活改善活動
「地域住民の健康増進に役立てる」ことを目的に、茨城県取手市の管理栄養士、食生活改善推進員の方々と意見交換会を行った。また、事前に送付したレシピで管理栄養士、食生活改善推進員の方々と共に調理実習を行い、アドバイスをいただきながら交流を深めた。
◆茨城県石岡市「健康サポートフェスティバル」への参加
「栄養相談ブース」にて、行政の栄養士の方々と共に、地域住民の方々からの栄養相談を体験した。学生が考えたレシピ集とリーフレットを使った食育活動と、健康意識の把握を行った。
今回の受賞は、乳製品普及のための提案だけではなく、学生たちが実際に行ったさまざまな活動が評価されての結果となる。
学生たちはこれらの活動を通して「健康づくりの輪が地域全体に広がっていくことを実感した」「考案したレシピを多くの方に使っていただける機会を得て、健康増進の広がりにつなげたい」と述べている。
学生たちが考えたレシピについては、レシピ集および関連リンク参照。
◆関連リンク
健康メディカル学部 健康栄養学科
http://www.thu.ac.jp/univ/health_medical/ha_index.html
一般社団法人Jミルク
https://www.j-milk.jp/
いばらき農みるねっと
https://ibrk.jp/index.html
▼問い合わせ先
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TEL:03-5843-3111(大学代表番号)
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