株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、焦点距離70-200mm、開放F値4固定のニコンFXフォーマット対応望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」を発売します。
「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」は、ニコンFXフォーマット対応レンズにおける重要なラインナップの1つであるF値4固定シリーズの新製品です。超広角レンズ「AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR」、標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」に続く新たなレンズです。
焦点距離70mmから200mmまでをカバーする望遠ズームでありながら、最短撮影距離約1mまでを実現し、被写体に接近しての撮影が可能。無限遠から最短撮影距離まで優れた描写性能を発揮し、さまざまな撮影シーンに対応します。また、小型軽量で手持ち撮影に有利で機動性を活かした撮影にも適し、携帯性にも優れてます。
さらに、ナノクリスタルコート、シャッタースピード約5段分の手ブレ軽減効果を発揮する手ブレ補正機構(VR)、超音波モーター(SWM = Silent Wave Motor)などニコン独自の技術を結集させ、描写性はもちろん、静粛性、操作性、信頼性、耐久性を高い次元で結実しています。
近年は開放F値が変動するズームレンズがほとんどとなり、開放F値固定のズームレンズはハイグレードタイプの一部となっています。しかしながら、焦点距離が変化しても開放F値が変動しないズームレンズは、絞り開放で撮影する際、一定の絞り値で撮影することができるため、プロフェッショナルや作画にこだわるハイアマチュアには根強いニーズがあり、強く要望されていました。
●発売概要
商品名 : 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」
希望小売価格 : 199,500円(税別190,000円 )
発売予定 : 2012年11月下旬
ニコンでは、2012年に入ってからFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラの新製品「D4」、「D800/D800E」や「D600」を発売し、ラインナップを強化しています。それにあわせ、カメラボディーの特性を最大限に引き出すNIKKORレンズの拡充にも取り組んでいます。
今後も、より高度な撮影や高い表現力を望むプロフェッショナルやハイアマチュアの期待に応えるべく、高機能・高性能な製品を積極的に投入し、NIKKORレンズのラインナップ強化を図っていきます。
●主な特長
・無限遠から最短撮影距離まで安定した高い描写性能を実現する、焦点距離70mmから200mmまでのFXフォーマット対応望遠ズームレンズ
・シャッタースピード約5段分の手ブレ軽減効果を発揮する手ブレ補正機構(VR)。これまでのNIKKORレンズの最大手ブレ軽減効果は「約4段分」でしたが、今回初めて「約5段」を実現
・ゴースト、フレアに対して、優れた反射防止効果を発揮する「ナノクリスタルコート」を採用
・静粛なAFを可能にする超音波モーター(SWM = Silent Wave Motor)
・「A/M」(オート優先オートフォーカス)と「M」(マニュアルフォーカス)の2つのフォーカスモードを搭載
・最短撮影距離1mまでの近接撮影が可能
・NIKKORレンズならではの高画質、高性能、高品質を備えながらも小型・軽量化を実現
・中央部のフォーカスポイントがf/8に対応している「D4」「D800/D800E」「D600」に、主レンズの焦点距離を2倍に拡大するテレコンバーターを装着した場合でも、AF撮影が可能
・「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」専用の三脚座リング「RT-1」(別売)を装着すれば、より安定した三脚使用が可能
ニュースリリース全文および主な仕様は、下記のURLからご覧いただけます。
http://www.nikon.co.jp/news/2012/1024_nikkor_02.htm